モーツァルト/交響曲 第39番

『飲み会の大切さがわからないとね、キミ』なんていう社風の会社で育ったせいか(笑)、どうも職場の飲み会が断りにくい性分ですが、逆にそういう席がまるでないというのも寂しいもの。で、先日仕事上のちょっとしたヤマが片付き、今の職場で初めての打ち上げに行ってきました。それでも久々とはいえ、飲みすぎなくなったのは疲れのせい?

ところで疲労がたまってくると、体が自然とチョコレートとモーツァルトを求めるんですねーこれが。なのでふとしたときに頭に流れているのはやっぱりモーツァルト。自分にとってはどうやら今年こそがモーツァルトイヤーのようです(笑)

そんなわけでモーツァルトの後期3大シンフォニーから。交響曲第39番 変ホ長調 K.543。40番が優美、41番が壮麗だとしたら、この39番は典雅な世界。そしてふとした時に浮かび上がる孤独な表情。この微かな感情のコントラストがまたモーツァルトの醍醐味。好きです。演奏はヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団にしてみました。

アーノンクールが切れ味鋭く新鮮な演奏だとしたら、このカラヤンはその対極にあるといえるかもしれません。ふくよかで悠然とした、いかにもオーケストラらしい重量感のある響き。共にザルツブルクを故郷に持ちながら何故か接点の薄い印象のモーツァルトとカラヤンでしたが、この演奏がそれを払拭してくれます。

AmazonではSchweizer_Musik先生がレビューされていましたので、ご参考まで。
posted by stonez | 2007.05.31 23:39 | Comment(6) | TrackBack(1) | 音楽 - 交響曲

モーツァルト/交響曲 第38番「プラハ」

このところ寝るためだけに家に帰る生活になってます。なのでケータイでそこそこWebが楽しめるのは便利ですね。デザイン的には惜しい某社(笑)ですが、定額も合わせてフル稼働してます。そんな日々なのでなかなか息子に会えません。マウスオンは妻からもらいました。

前回はプラハの春音楽祭のシーズンにちなんでスメタナでしたが、今度はプラハつながりでモーツァルトです。交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」。ニコラウス・アーノンクール指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団です。

さっそうとやってきて、元気と喜びを振りまいて笑顔で去っていく、そんなこの作品のニックネームは、モーツァルトが「フィガロの結婚」が好評だったプラハに招かれて、その手土産として初演したことに由来しますが、どうも近年の研究では疑わしいらしいです。とはいえプラハ市にとってはこの上ない看板でしょうし、聴く方もちょっと親しみが持てるというものです。

アーノンクールの廉価盤は手に入れやすく何枚か持ってるのですが、意外に取り上げるのは今回が初めてでした。重低音マニア的には曲によっては物足りなさを感じてましたが、彼のモーツァルトはとても面白いですね。他では聴いたことのないテンポ感やモダン楽器らしからぬ響き、そしてはじけるような若々しさが気持ち良いです。第39番 K.543と合わせてとびきり斬新です。
posted by stonez | 2007.05.25 01:59 | Comment(6) | TrackBack(1) | 音楽 - 交響曲

スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より「ボヘミアの森と草原から」

ちょっと間隔があきました(^^ゞ

先週末は、息子の初節句に親たちが勢ぞろい。みんなで祝ってくれました。ぎこちなくトコトコ歩く姿が好評でした(マウスオンB面です)。A面写真は実家からほど近い関越道の片品川橋にて。このあたりは一面の緑と河岸段丘が特徴といえるでしょう。

そんなわけで音楽も緑いっぱいに。スメタナ作曲、連作交響詩「わが祖国」の4曲目「ボヘミアの森と草原から」。ラファエル・クーベリック指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団。1990年のちょうど今ごろ、プラハの春音楽祭オープニングコンサートのライブ録音から。

深く青々とした森、のどかな牧場、美しい村娘たち、光り輝く田園、収穫に沸く農民たち・・・そんな素朴で美しいボヘミアの風土ひとつひとつを、スメタナが自慢げに熱っぽく語りかけてくるように思えてきます。時折吹き荒れるのは気候なのか、歴史の逆風なのか。

まるで地鳴りのような熱狂が、長い亡命生活を終えた巨匠がチェコ・フィルや市民と歴史的な再会を果たした興奮を伝えます。そして砂煙が舞うような粗っぽさと生々しさ。時間をかけて鍛え上げられた演奏ではないかもしれないけれど、そこに確かに存在している「音楽」を印象づける演奏です。
posted by stonez | 2007.05.17 00:24 | Comment(8) | TrackBack(0) | 音楽 - 管弦楽曲

ハイドン/チェロ協奏曲 第2番

先日他界したロストロポーヴィチ氏の音源を見つけてきましたのでさっそく。今回はハイドンのチェロ協奏曲第2番 ニ長調で。ロストロポーヴィチ本人によるチェロ弾き振りのアカデミー管弦楽団です。1975年の録音。

あったかくて、ほのぼのしていて、おじ様ハイドンの温和なところだけストレートに伝わってくる(気がする)音楽と言えばいいでしょうか。奇抜なところはありません。充実した旋律が折り重なっていく第1楽章。甘いチェロが聴ける、幸福感に満たされた第2楽章。生き生きと軽快、華麗なチェロが聴ける第3楽章。

ロストロさんのチェロは本当に流麗で、それは優しく語りかけられる言葉のように自然で、そこにはソロをアピールするような「力」がまるで感じられません。でもオーケストラを包み込んでしまうこの大きさ、驚きました。これが音楽にそそがれる愛情なのかと。オーケストラと対等なだけがコンチェルトではないことを教えてくれる演奏です。

さて、長かった連休も今日で終わり。まあ今回は息子に配慮して、自宅を拠点にちょこちょこ日帰りという感じでしたが、そのぶん家族水入らずな時間が過ごせましたし、コツコツ投薬を続けたおかげで息子の貧血もかなり改善してきました。あとは私の仕事復帰のためのリハビリだけ。。。
posted by stonez | 2007.05.06 00:15 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 - 協奏曲