モーツァルト/戴冠式ミサ

先週末にららぽーと横浜(写真)でフライパンを購入してきました。それまで使っていたのは私の独身時代のもので、役目はもうそれこそ十分すぎるほど果たしましたが、他にも独身時代から使い続けている食器類、電気製品がまだまだあります。お次は電子レンジです。妻が11年ほど使ったもので、先日ついに力尽きました。本当におつかれさまでした。今はとにかく想像を絶する不便さです。。

今回もモーツァルトです。いつもお世話になっているよしさんのエントリーに刺激を受けました。ミサ曲 ハ長調 K.317「戴冠式ミサ」を、前回に続きラファエル・クーベリック指揮の録音で。

暮れも押し詰まってくると、第九やメサイアなどの公演情報をよく目にしますが、戴冠式ミサにもそれらの作品に通じる祝祭的な雰囲気、ただならぬ緊張感の混じった興奮があります。ワクワクとゾクゾクです。違いといえば演奏時間が30分に満たないほど短いところでしょうか。なので通勤や昼休みにも気軽にいけます。

まず荘厳なキリエに心つかまれ、輝かしいグローリアでその虜に。ここのたたみかけてくる感動がたまりません。そして救いを求めるようなクレドに心地よさを知り、サンクトゥスとベネディクトゥスに励まされ、アニュス・デイに癒された上に感動をもらって終わる。といった感じで。

それにしてもクーベリックは推進力のある力強い演奏を聞かせますね。しかも均整のとれた美しさもあります。たまたま手に取ったCDが大当たりしました。合唱をはじめ圧倒的な声楽陣も素晴らしいの一言です。

■演奏
指揮:ラファエル・クーベリック
バイエルン放送交響楽団&バイエルン放送合唱団
ソプラノ:エディット・マティス
アルト:ノーマ・プロクター
バス:ジョン・シャーリー=カーク
posted by stonez | 2007.10.25 22:13 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 - オペラ・声楽

モーツァルト/ミサ・プレヴィス「雀のミサ」

このところ、夜中に頻繁に息子が起きるので妻はぐったり。息子のための母乳育児ですが、道のりは険しいとそばにいて感じます。自分は自分で携帯電話をなくしてバタバタし、気がついたらなんと10月もあとわずかになってしまいました。

更新は久々ですが、音楽はわりとよく聴いています。今回はその中から。モーツァルト作曲、ミサ・プレヴィス ハ長調 K.220(196b)「雀のミサ」。

魔笛のエンディングのように感動的で荘厳で、生命の息吹を感じる前向きさがあります。演奏時間17分と短いものの、トランペットやティンパニが気持ちよく鳴り響き重厚、それに比べて可愛らしいニックネーム「雀」の由来はサンクトゥス、ベネディクトスでのヴァイオリンの音色からだそうです。

そしてなにより合唱の素晴らしさに尽きると思います。歌っていてさぞかし気持ち良いことだろうと。もうわくわくしてきます。。これを聴いていて、中学校最後の合唱祭のことを思い出しました。「おそらく混声合唱ができるのはこれが最後です。思いきり楽しみましょう」。音楽の先生のこの言葉が忘れられません。その後は高校(男子校)、大学、社会人と進み、その言葉通りとなっています。

それぞれの曲が、キリスト教としてどんな役割を持つのかはよくわかりませんが、敬虔な気持ちと希望を感じることは確かです。クーベリックのまた新たな魅力を再発見した気がします。ソプラノのエディット・マティスの端正な歌声も素敵です。

■演奏
指揮:ラファエル・クーベリック
バイエルン放送交響楽団&レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊
ソプラノ:エディット・マティス
アルト:タティアーナ・トロヤノス
テノール:ドナルド・グローベ
posted by stonez | 2007.10.21 01:36 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 - オペラ・声楽