メンデルスゾーン/ピアノ三重奏曲 第1番

このところのお気に入りです。メンデルスゾーン作曲、ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49。才気爆発、これぞメンデルスゾーンの世界です。ほとばしる情熱、つい鼻歌で歌ってしまう美しい旋律、室内楽にもパワーをもらえる作品があることを知りました。シューマンはこの作品を激賞したらしいです。ああ、そんなシューマンも素敵です(^^ゞ

憂いを帯びつつ情熱的な第1楽章、儚くて切なくなってしまう第2楽章、可愛らしくて楽しい第3楽章のスケルツォ、自信に満ちあふれた快速な第4楽章と、ぱっと印象を書いてみただけでも宝石箱のような気がしてきます。

聴いている演奏ですが、ピアノがアンドレ・プレヴィン、ヴァイオリンがチョン・キョン・ファ、チェロはポール・トルトゥリエという豪華ソリストたちの競演です。この顔ぶれだけでも才気爆発といったところでしょうが、それぞれがもつパワフルさと包容力がぴたりと噛み合った聴き応え十分の演奏でした。

・・・さてこのところですが、富士山を見に行ってきたのですが、親兄弟みんなそろって大家族での楽しい1泊旅行になりました。あとは、よく走り回る息子を被写体にするのは難しいですね、撮る側も奮闘中です。ということで(笑)
夕暮れ富士山
smile
posted by stonez | 2007.11.28 01:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 - 室内楽曲

ハイドン/交響曲 第92番「オックスフォード」

このところ外出する時はEOS 20Dを持ち歩いていることが多いですが、先日は出勤途中のルートを外れて東京の等々力渓谷に寄ってきました。ここは都内唯一の渓谷だそうで、閑静な住宅街に突如現れる異空間。うす暗く鬱蒼とした中に差し込む木漏れ日が印象的です。
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さてさて、聴いている音楽です。ハイドン作曲、交響曲第92番 ト長調 Hob.I-92「オックスフォード」。オットー・クレンペラー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団。1964年の録音。

愛称の通り、ハイドンがオックスフォード大学の音楽博士号を授与された際のお礼の演奏会で演奏したというこの作品。でも、それに合わせて作曲されたわけでなく既にあったものをチョイスしただけだそうで。でも肩がこらなくて、聴いていて楽しい音楽というところはハイドンらしいですね。

金管も晴れやかな第1楽章の祝典的な雰囲気、そしてハイドンには珍しい「ため息」交じりの美しい第2楽章、舞踏会のような第3楽章は自信たっぷりなところがちょっと面白く、最後の第4楽章はドタバタ喜劇みたいにコミカルで元気いっぱいに。格式ばっていたかもしれない当時の演奏会でこれをやるあたり、やっぱりハイドンはユーモアに富んだ人だったんだろうなと想像します。

ここしばらく、古典派の音楽は古楽器または古楽器奏法を取り入れた系列の録音で聴くことが多かったのですが、伸びやかで盛大なクレンペラーの演奏、やっぱりこちらも素晴らしいですね。新鮮に感じています。
posted by stonez | 2007.11.19 01:29 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 - 交響曲

ブラームス/弦楽六重奏曲 第1番

秋だというのに、このままだとブラームスが登場しないうちに終わってしまう、というわけでブラームス作曲、弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18。

もう第1楽章の冒頭ワンフレーズを聴いただけで、そこはひらひらと落ち葉の舞い降りる静かな散歩道。弦楽四重奏にさらにビオラとチェロが加えられているだけあって、より重厚で落ち着いたたたずまいです。

第2楽章はチェロが活躍して情熱的に歌い上げる美しい変奏曲。この作品の顔、まさにブラームスの真骨頂だと思います。それに第3楽章や第4楽章ではヴァイオリンをはじめ快活で心地よいパッセージと、作曲当時27歳という若さを感じさせるに十分な、はつらつとした雰囲気があります。

聴いているのは、メニューイン、マスタース(以上ヴァイオリン)/アロノヴィッツ、ウォルフィッシュ(以上ヴィオラ)/ジャンドロン、シンプソン(以上チェロ)による録音です。IMG_4319メニューインをはじめ、(恐らく)ソリスト達が集まっての個性的な競演といった趣ですが、全体として見事に調和しているところはさすがです。

・・・先日さっそく手にしたばかりのEOS 20Dと、千葉の京成バラ園に行ってきました。秋のバラが見事でしたが、こちらはカメラの操作にばかり気をとられて、肝心の被写体や写りはイマイチになってしまいました(笑)
posted by stonez | 2007.11.13 01:35 | Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽 - 室内楽曲

マーラー/交響曲 第9番

元上司でもある職場の大先輩より、使い込まれた名機を譲り受けまして、晴れて一眼デビューを果たしました。とは言いながらまずはカメラのいじり方だとか、交換レンズの種類だとか、あんなことや、こんなこと。もう仕事を休みたくなるのが困ったところです(笑)

またまた更新が滞っておりますが、ここ数日は大曲をじっくり聴いてました。マーラーの最後の交響曲、第9番 ニ長調。じっくりといっても使えるのは通勤時間なので、行きの電車で第1楽章と第2楽章を、帰りに残る第3楽章と第4楽章を楽しむ、という感じですね。演奏はガリー・ベルティーニ指揮、ケルン放送交響楽団です。

なんというか、まだマーラーは全てを聴き尽くしていないのでわかりませんけど、この第9番は彼の他の交響曲と違った、諦観の境地というか、寄せては返す波のような激動の生涯をふり返って、微笑みながら穏やかに天国に召されていく様子とか、そんなことを思い浮かべながら聴いてました。ベートーヴェンから続く例の第九のジンクスをひどく気にしていた、というエピソードって本当だったのかと疑いたくなるほど吹っ切れたすがすがしさでした。

日本にも縁の深かったベルティーニ、残念ながら私は聴く機会がありませんでしたが、この録音を聴いてやっぱり残念だったなと思いました。こっちまで震えるような迫力の第1楽章に、飄々としつつも美しい第2楽章や第3楽章。そして第4楽章のあの儚さとあたたかさ。電車の中でも静寂にしてくれるような美しさでした。適度な残響、そして広がりのある音場が感じられる録音も私好みです。
posted by stonez | 2007.11.07 00:42 | Comment(8) | TrackBack(1) | 音楽 - 交響曲