モーツァルト/交響曲 第34番

my life with car家の外に出ても暑さを感じなくなってきました。昨日などは朝目覚めたときにまだまわりが薄暗く、なんだか寂しいなあと思いながら感じる秋の気配です。写真はここ最近のジュニアです。乗り物には目がありません(笑)

さて聴いている音楽です。モーツァルト作曲、交響曲第34番 ハ長調 K.338。ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、イギリス・バロック管弦楽団の演奏で。

音楽そのものに覇気があります。力強く前向きです。その前向きさは緩徐楽章でも例外ではなく、あたたかさや安心感すらあります。そこからはモーツァルトが住みなれた故郷ザルツブルクを出て、音楽の都ウィーンでひと旗上げてやろうという意欲と自信が十分に伝わってきます。ガーディナーの精巧で鋭角的な響き、躍動感がまたよく合います。

通常は3楽章仕立てですが、このガーディナー盤は変わっていて、ウィーンでの演奏会用に追加されたと言われるメヌエットが第3楽章に入っています(この説、現在は否定的)。この典雅なメヌエットは全体ともよく調和しているので、これはこれで違った楽しみが味わえるわけで面白いですね。

ところで、以前N響アワーでの「ソナタ形式とは?」という特集でこのK.338の第1楽章が取り上げられてました。たしかに、男性的な第1主題と女性的な第2主題の対比がとても分かりやすく展開されていくので、そのシンプルさという部分でも親しみやすいですね。
posted by stonez | 2008.09.23 06:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 - 交響曲

EOS 5D Mark II ついに登場

EOS 20Dやっと出ました。キヤノンのフルサイズ一眼レフ EOS 5D の後継機、 EOS 5D Mark II がついに発表されました。私には雲の上の存在ですが、いつかこれで撮ってみたい。。まずは貯金するところから始めてみます。私のMacBook Pro君が大幅アップした画素数に耐えられるか心配ですが、フルサイズならではの背景ボケ、超高感度にも耐えられる美しい画質、そしてフルHD対応動画機能などなど、興味は尽きません。(写真は愛機20Dです)

いささか興奮状態ですので、音楽のほうも最初に聴いたときに、これは凄いと興奮したCDを持ってきました。ヘルベルト・ケーゲルがNHK交響楽団を振った伝説のライブCDの中から、シューマンの交響曲第4番です。

これを初めて聴いたとき、精密で調和のとれた演奏という印象だったN響のイメージがちょっと変わりました。なんかおどろおどろしくて、でも重厚感があって、自在に変化するスピードと緊張感、そしてエネルギーがほとばしる音楽。指揮者によってこれほどまでに姿かたちを変えてくるN響は懐の深いオーケストラなんだなと思いましたし、さらに、その生涯に象徴されるように時に「猟奇的」とも言われたケーゲルの一面を思い知ったのです。

そんなわけで、この演奏は今みたいな気持ちの盛り上がったときにはぴったりです。(そうでないときはちょっと疲れるかも・笑)
posted by stonez | 2008.09.17 21:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 写真 - 通勤

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」

♫ベートーヴェンの最後のピアノ曲が発見されたかも、だそうですね。こういう話わくわくします。はやく聴いてみたいものです。とはいえ既に発表されていながら未聴という作品だって、私の場合ベートーヴェンに限らずゴマンとあるわけで、そちらも気長に楽しんでいく方向で。

今日はベートーヴェン作曲、ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」を聴きました。ピアノはクラウディオ・アラウ。60年代の録音です。

優しさと慈しみに満ちていて、幸せな音楽だなあと思いながらも、時おり見せる不安な旋律がかなわぬ恋の行く末をもう見据えているかのようで、なんともセンチメンタル。。またその時にアラウがみせる力強いタッチが、そのままベートーヴェンがもじゃもじゃ頭をかきむしりながら気持ちを高ぶらせているかのようで圧倒されました。

かの有名な「エリーゼのために」のテレーゼと、この作品を贈られたテレーゼはどうやら別の女性だったらしいですし、また「失恋する度に名曲を作る」なんて言われるほどベートーヴェンは惚れっぽい人だったようですが、やはり芸術家として得難いキャラクターだったんだなと思うわけであります。

posted by stonez | 2008.09.11 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 - 器楽曲

サン=サーンス/七重奏曲

週末は息子のための絵本を買いに、家族そろって絵本専門店に行ってきました。とはいっても息子はまだ2才ですし、店内で目を輝かせていたのはどちらかといえば親の方で(笑)。息子は別のフロアのおもちゃとか、行き帰りに乗った電車に興奮の様子でした。写真は店先にて。久々にマウスオン対応してみました(^^

今日はピアノ+トランペット+弦五部という、室内楽でもかなり珍しい編成の一曲です。サン=サーンス作曲、七重奏曲 変ホ長調 Op.65。演奏はアンドレ・プレヴィン&フレンズ(アメリカを代表する室内楽の名手たち)ですが、去年プレヴィンが8年ぶりに再来日した記念に発売されたCDです(録音は1993年)。

古風な曲調でありながら新鮮な響き、しかもメロディーラインが美しく親しみやすいところはいかにもサン=サーンスといった感じです。抑えるべきところではぐっとテンポを落として密やかに、そして最後の第4楽章では私も好きなあの、キラキラと輝くように美しいピアノの和声が顔をのぞかせ、華やかさを一層引き立てています。

それにしても、室内楽の調べに心地よくアクセントを加えるトランペットはやはり鮮烈ですが、それを要所要所でまとめ上げるプレヴィンのピアノ、そして呼吸の合ったアンサンブルはさすがの一言ですね。

ジャケットデザインが内容にぴったり。
とても洒落てます。
posted by stonez | 2008.09.08 22:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 - 室内楽曲

サティ/「メデューサの罠」のための7つの小舞曲

あっかんべーついに、と言うべきか、詐欺に遭ってしまいました。発端は「換気扇のお掃除します」という電話があって、実際その汚れを気にしていた妻が応じてしまったというものですが。。案の定、その掃除というのは『罠』で、私が仕事で留守にしている時間にやってきて、掃除の仕上がり具合に感動させつつ健康をキーワードに言葉巧みに誘導し、なんと40万円もする洗剤生成機を買わせて設置していきやがったのですorz。サイフの紐が固いはずの妻を見事に騙し・・・いやほんとに呆れた手口でした。

幸いにして、市の消費者センターとクーリングオフ制度に助けてもらい事なきを得ましたが、もうこりごり。自戒するいい機会になったこと、妻の本厄払いができたこと(?)、ついでに換気扇がピカピカになったことが今回の収穫です。この写真をあの悪徳業者様に捧げます。皆さまもどうかご用心を。

今回の選曲はネタです(笑)。目には目を、罠には罠をということで『罠』つながりで、サティ作曲、「メデューサの」のための7つの小舞曲です。ピアノは、サティ弾きとしても名高い名匠アルド・チッコリーニです。60年代の録音にて。

7曲もある、と思いながら聴き始めたのもつかの間、わずか3分で全曲終了してしまいました。これが罠ですか(笑)というのはさておき、この曲集はサティ自身が作った「メデューサの罠」という抒情喜劇に出てくる、7つの舞曲のピアノ版ということです。この喜劇のことは分かりませんが、サティらしくシニカルで飄々とした曲調、ぶっきらぼうな曲の結び方です。さらりと粋に弾きこなすチッコリーニの演奏がまたカッコいいんです。

posted by stonez | 2008.09.04 23:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 - 器楽曲