
さて、こんなモノトーンな日には、静かに目を閉じてブラームス。交響曲第1番 ハ短調 Op.68。ハンス・マルティン・シュナイト指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団。
ブラームスが着想から実に21年も費やして丹念に作りあげたこの交響曲。バッハ、ベートーヴェンに次ぐ「ドイツ3大Bだ」とか、「この曲はベートーヴェンの第10交響曲だ」と言ったのは当時の指揮者ハンス・フォン・ビューロですが、確かにそれだけの存在感、熱意を感じられる音楽といえます。
シュナイトさんと神奈川フィルによる演奏は、そんなこの音楽の持ち味を存分に引き出すような非常にゆっくりとしたテンポ。いくつか聴いたブラ1の中でも飛びぬけています。でも、これが鈍重にならないような響きを持った神奈川フィルの特性を知った上で、シュナイトさんは振ったのではないかと想像します。
第1楽章のティンパニの連打と緊張感溢れる弦楽器。重量感とともに悲壮感が漂よう一方で、第2楽章の優しい響き。コンマス石田さんのソロは細くてピンと筋の通った音色。もはや凪の世界。そしてアットホームな第3楽章。短いけど繊細でまとまりのあるハーモニーを充分堪能。終楽章、クララ・シューマンに捧げられたメロディは、落ち着いたこのテンポにこそ優しさがあります。そして今この瞬間を確かめるかのように、着実に感動的なフィナーレに向かって進んでいきます。
毎回同じことを言うようですが、生で聴きたかった・・・
知りませんでした。
復活されたようですので、演奏会いかが
でしょうか?(ただです)
幣ブログの演奏会情報にて確認ください。。
いろいろ忙しいですかね?
このコンサートに行かれたんですか。羨ましい限りです!私も行きたかったのですが、CDからでも細かな音の粒がわかるような演奏で気に入っています。
お陰さまで私の体調は復活しました。そしてもうじき子供が産まれますが、折りを見てまたコンサートには是非行かせて下さいね。ブラームスのピアノコンチェルトに新世界、興味津々です。
瑞々しくて暖かい。本当に羨ましいコンサートですね。ただ、今になって考えますと録音品質云々を言うよりは、こうしてCD化してくれたことにまずは感謝しなければと思います。前回の田園もそうでしたが、じっくりと聴き応えのある演奏、ずっと手元に残して大切にしたい演奏という点で、本当に得難いものがあります。そしてこれからも神奈川フィルのCDが発売されることを期待しています(^^
ついに来ましたね、ブラームス一番!
ベートーヴェンの交響曲があれば交響曲を作曲する意味は無いと、ブラームスが20年以上も推敲に推敲を重ねた名曲中の名曲ですね!!
すごく好きな曲なのですが僕はまだ生で聴いた事がないんですよ〜(涙
あまり多くの演奏を聴いたわけではないのですが、ベートーヴェンとブラームスは小澤征爾さんの指揮がダントツでマイベストです!
ですが、シュナイトさんと神奈川フィルの演奏も聴いてみたくなりました♪
私も生演奏は未聴で、この演奏を聴くチャンスを逃してしまったのを後悔しています・・・ところで、小澤さんの演奏は曲それぞれの聴きどころのツボを押さえたところが魅力のように感じています。早く復帰されて生演奏を楽しめるようにと思っています(チケット高いでしょうね・汗)。どうもありがとうございます!
昨日は、地元のローカルなコンサートを聴きに行ってきました。メジャーではありませんがライブの魅力をたっぷり味わえた1日でした。
まだまだ父親になった実感は少しずつという感じですが、子供の写真を見るたびに気持ちが引き締まるような緩んでしまうような変な感じです(笑)ところで、コンサートに行かれたとのこと羨ましく思います。私も機会があると市民オケのコンサートにも良く行かせて頂いていますが、音楽を奏でる喜びがこちらまで伝わってきて本当に快感です。落ち着いたら私もコンサートに行きたいです(^^ゞ