ハイドン/交響曲 第101番「時計」

今日は「時の記念日」。ブログを始めて2回目です。この1年、環境の変化は多少ありましたが、いいのか悪いのか自分自身は変わっていません。相変わらずともいいますね。

変わらないといえば、自宅の近所にはずっと変わらず『完全閉店』の大看板を掲げて営業しているフトン屋さんがあります。この町に越してきたのが3年ほど前ですから、少なくとも3年間は「閉店セール」が続いているわけですね。もうここまできたら、これからも末永く(?)完全閉店を貫いてもらいたいものです。

というわけで、「時」にちなんで今日はハイドンの「時計」です(交響曲第101番 ニ長調 Hob.I-101)。演奏は、こちらも名前が「時」を意味する楽団、18世紀オーケストラ。指揮はもちろんフランス・ブリュッヘンです。

第2楽章の規則正しいリズムとテンポが振り子時計を思わせることから、後世の人々にこういう愛称で呼ばれているわけですが、後に登場するベートーヴェンの、メトロノームをモチーフにしたリズムが印象的な第8交響曲と比べると、さらにゆっくりした昔の時の流れを感じます。現代にあって逆に貴重に思えます。

まずはシブい序奏と、それとは対照的なきびきびとした主題の第1楽章。全楽器のトゥッティは爽快です。そして例の第2楽章はとってもシンプル。でも転調や休止が効果的なので飽きません。第3楽章は快活なメヌエット。フルートが淡々とリズムを刻んでいたりして楽しいです。第4楽章のロンドで華やかに締めくくられます。

ブリュッヘンらのオリジナル楽器による演奏は、日ごろ聴き慣れた現代のものとは一味違ったシンプルで澄んだ音色。それから、楽器ごとの音量バランスも今と違っていて鳴り方が新鮮ですし、距離感が近くて親しみが湧いてくるので、なんかこう、上手く言えないのですが学校で合奏したときのあの興奮を思い出します。ともあれ、ハイドンはこういう音色を思い描きながら作曲したのか、と想像するのも面白いですね。
posted by stonez | 2006.06.10 08:53 | Comment(4) | TrackBack(1) | 音楽 - 交響曲
この記事へのコメント
そういえば今日は時の記念日なんですね。
私がクラシックに興味を持ちだした頃は、まだCDが無い時代で、LPの全盛期でした。私の小遣いから買うには高価で、月に1枚買うのが精一杯でした。
最初に買った盤が「新世界より」次いで「未完成」「運命」「田園」ここまでは覚えています。
「時計」はその次あたりだったと思います。ショルティ指揮/ロンドン・フィルの盤でした。
今日は久し振りにCDを聴いてようと思います。
Posted by アスカパパ at 2006.06.10 13:41
ずっと閉店セール・・・
ぷぷぷ、おかしい。。。♪
Posted by おさかな♪ at 2006.06.10 21:02
アスカパパさん、コメントとTBどうもありがとうございます!
確かに、今は素晴らしい録音が安価で手に入るという、良い時代ですよね。ハイドンの音楽は遊び心も魅力ですし音楽としても聴き応えがありますし、こんなに楽しいのかと改めて思いました。ショルティというと、メリハリの利いた豪快な音楽というイメージがありますが、どんなハイドンを演奏するのか是非聴いてみたいですね(^^ゞ
Posted by stonez at 2006.06.13 00:20
おさかな♪さん、いつもありがとうございます!
閉店セールがこんなにも長続きしているお店は他に見たことないですよ(笑)この間前を通った時に「完全閉店」の看板が新しくなっているのを見て笑ってしまいました・・・
Posted by stonez at 2006.06.13 00:23
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ハイドンの時計
Excerpt: 私がハイドンの「時計」を聴いている回数は、恐らくドヴォルザークの「新世界より」に次ぐだろう。親しみ易くて、分かり易いからだ。 生活に密着している時計の音楽は多いようだ。時計の刻む規則正しいリズムは音楽..
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Tracked: 2006-06-10 13:27