コープランド/ピアノ協奏曲

Macユーザの私にとって、忘れられない名前の作曲家がいます。その名はコープランド。20世紀アメリカの作曲家です。以前、Macではシステムの『開発コードネーム』が音楽系に統一されていた時期があり、Allegro、Rhapsody、Gershwinといった名前が知られていました。その中でも特に期待されながら実現しなかった次世代OS、それがCoplandなのです。

そんな、名前だけが一人歩きしていた作曲家の音楽を、今回聴いてみました。ピアノ協奏曲。ピアノはアール・ワイルド、指揮はアーロン・コープランド本人、シンフォニー・オブ・ジ・エアーです。このオケ調べたらトスカニーニでお馴染みNBC響の後継団体なんですね。1961年と古い録音ですが、意外にも良い音質です。

で、演奏はというと、常に協和音と不協和音のギリギリのところを彷徨いながら、自在に変化するリズムが媚薬のように徐々に効いてくる感じ。前半部分の、不穏な緊張感とエスカレートする高揚感。それが放たれて後半に入ったら、地団駄を踏んでみたり、いきなりスキップし始めたり、そうかと思えば仲間を引き連れ猛ダッシュ。そんな気ままな変化に乗じて現れる独特のドライブ。

アール・ワイルドのピアノは豊かなフレージングと絶妙なテクニックが効いているし、オケとの呼吸もぴったり。この音楽の性質からか弦楽器はあまり目立たないけれども、全体で1つのビッグバンドのような一体感があって、そこもアメリカらしいです。作曲者自身が表現したかった作品を楽しめたことにも満足です。

さて余談ですが、当時AppleがCoplandを断念し、とりあえず版としてリリースしたOSの開発コードネームはTempo。それから紆余曲折あって晴れて登場した次世代OSの、現MacOS X。コードネームはJaguar、Panther、Tigerとネコ科の猛獣に受け継がれて現在に至ります。

Tags:Copland 
posted by stonez | 2006.07.22 00:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 - 協奏曲
この記事へのコメント
ほほほ。
こりゃワタクシも聞かねばなりませんなあ!
WWDC で Leopard プレビューらしいですからね
もうすぐですね。わくわく。
Posted by petite-tomo at 2006.07.22 03:34
ぷちともさん、さっそくありがとうございます!
あまりJazzには詳しくないですが、ぽいです。いい雰囲気出てますよ。
ところで、Leopardには期待ですね。私の場合は、Pantherから一足飛びでアップグレードすることになりそうです。発表楽しみです。
Posted by stonez at 2006.07.22 17:21
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