福富祥子 チェロ・リサイタル

お盆休みをもらって、しばらく群馬と栃木の実家巡りをしてまいりました。妻と息子はまだ実家ですので、この機会にコンサート行きたいなと思っていたところ、ありました。さっそく行ってきました(^^

<日時・場所>
 2006年8月21日(月)19:00開演
 ムジカーザ(東京・代々木上原)

<演奏>
 チェロ:福富 祥子
 ピアノ:石岡 千弘

<曲目>
 シューマン/幻想小曲集 作品73
 ブラームス/チェロソナタ第1番 ホ短調 作品38
 (休憩)
 ラフマニノフ/チェロとピアノのためのリート ヘ長調
 ショスタコーヴィチ/チェロ・ソナタ ニ短調 作品40
 (アンコール)

もうとにかく、生のチェロをライブハウス感覚で体感できたのと、それだけでなく福富さんの表情や気持ちが込められた息づかいまで全てが自分の目線で伝わってくる素晴らしいリサイタルでした。会場の雰囲気はアットホームで、木のぬくもりとコンクリートの涼しさが同居していて新鮮。しかも間近に楽器があるのに、前全体から豊かに迫ってくる音響にも驚きでした。

さてまずはシューマンから。あまりの儚さと美しさで最初から心打たれましたし、移り気なシューマンらしさがいっぱい。続くブラームスは、地から湧き上るような荒々しさから穏やかな優しさまで全部が「渾身」の演奏の中にあって、ただ息を呑むばかり。やはりチェロはブラームスの深い精神性ととっても相性がいいんだなと納得。それを支える石岡さんも呼吸ぴったりで、そこにはアイコンタクトすらありません。

そして休憩を挟んでラフマニノフ。前半までとは違ったメランコリックな空間に一新されたところでショスタコ。もともと彼らしいユーモアたっぷりの音楽ですが、それだけにとどまらず木琴みたいな音やギターを弾いたような音など、一本のチェロからそれこそ多種多様な音色がダイナミックに繰り出されていく様子にひたすら釘付け。まさに目で見て楽しい音楽でした。

最後の大喝采には、うっとりするようなラフマニノフのヴォカリーズと、シューマンのトロイメライなど2曲で応えてくれました。

というわけで、前半はチェロの美しさに聴き惚れ、後半ではチェロの奥深さと面白さの虜になり、とにかく贅沢な時間となりました。
posted by stonez | 2006.08.22 22:00 | Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽 - コンサート
この記事へのコメント
チェロの音色ってとても落ち着きますよね。。。
客席と舞台が近くて、とってもアットホームな雰囲気のホールですね!
ひとつ前の記事になりますが、かわいらしい赤ちゃんの写真ににこにこしてしまいました^^。
Posted by おさかな♪ at 2006.08.23 00:15
おさかな♪さん、さっそくのコメントありがとうございます!
そうですよね、チェロにはどこか心の底にまで染み込んでいく力がありますね。やっぱり弦楽器って素晴らしいです。このホールは今回初めて知ったのですが、本当に奏者さんが近くてびっくりでした。
ところで写真見てくださったのですね、息子は最近活発に動けるようになってきたので目が離せなくなりそうです(^^;)
Posted by stonez at 2006.08.23 09:32
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