ベートーヴェン/交響曲 第8番

秋篠宮妃紀子さまのご出産の知らせは、同じ年に生まれてきた子どもをもつ私としても大変嬉しく思います。本当におめでとうございます。ふと、私が子どもが授かった時、性別はどちらでも良いから母子共に健康であって欲しい、と願ったことを思い出しました。

今日という日に相応しい音楽はないかと思っていましたら、まだエントリーしていないとっておきがありました。気品をたたえていながら親しみもあり、実りある秋を感じさせてくれる音楽、ベートーヴェン作曲、交響曲第8番 ヘ長調 Op.93 です。ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団による演奏から。

第1楽章は颯爽と始まり、そして軽やかで美しい旋律がきっちりと構築されていく。ワルターの鮮やかで優しさに包まれた演奏、1958年の録音というのがとても信じられないような素晴らしい音質。印象的なこの音楽の「顔」です。

第2楽章。メトロノームを模しているともいわれる軽快なテンポが心地よい豊かな時間の流れを表しているよう。終わり方もチャーミングで可愛らしいです。

第3楽章はスケルツォではなく、ベートーヴェンには珍しいメヌエット。収穫を控えた田園の風景、悠然と澄んだおいしい空気を吸っているような気分になります。

第4楽章は軽快で広がりをもった展開。ワルターはゆとりを持って、じっくりかみ砕きながら、丁寧に音を作り出していきます。ベートーヴェンにしてはシンプルなこの音楽を本当に優雅に堂々と聴かせてくれました。
posted by stonez | 2006.09.06 22:43 | Comment(9) | TrackBack(2) | 音楽 - 交響曲
この記事へのコメント
ホント、赤ちゃんの誕生はみんなを幸せにしてくれますね♪♪♪
Posted by おさかな♪ at 2006.09.07 22:06
おさかな♪さん、いつもどうもです!
そうですよね、色々いわれているような性別の話よりも、母子共に健康でということが一番よかったんじゃないかなと思いますね(^^
Posted by stonez at 2006.09.08 07:28
自らに厳しく激しい性格だったと伝えられるベートーヴェンにも、砂漠の中のオアシスがあったような、、。
この曲はベートーヴェンがボヘミアの温泉地で想を練ったと聞き及んでいますが、確かに長閑な自然を感じさせますね。
なお、私の聴いた盤は、ベーム指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
Posted by アスカパパ at 2006.09.08 10:29
アスカパパさん、コメント・TBどうもありがとうございます!
この交響曲にはそういういきさつがあったのですか。とにかく、他のベートーヴェンの8曲とは随分違った雰囲気があり、それが一層存在感を際立たせていますね。ベームのしっかりした音作りは、きっとこの音楽に合うでしょうね。どうもありがとうございます。
Posted by stonez at 2006.09.09 14:48
ベト八いいですね。僕も大好きです。
ワルターは聴いたことがないのでまたアインザッツで聴かせてもらいましょう!
Posted by リベラ33 at 2006.09.10 08:54
なにはともあれご無事のご出産はおめでたいことであります。慶事のエントリをTB致しますね。
ところで、ワルターの8番とはなかなかのチョイスですね。この曲で2楽章の最高にチャーミングな演奏がメンゲルベルクの指揮でコンセルトヘボウ管弦楽団のものがあるのですよ。
Posted by yurikamome122 at 2006.09.10 23:18
文章が途中でとぎれてしまい失礼しました。
ということで続き。
この曲、私はメンゲルベルクのそのチャーミングな雰囲気が好きで、そのせいもあるのか彼の交響曲では2,4と並んで好きな曲です。私は彼は物々しい運命など語る人ではなく本当はこういう人だったのではないかと思うのです。そうあって欲しいという願望かな(笑)
Posted by yurikamome122 at 2006.09.10 23:22
リベラ33さん、いつもありがとうございます!
このワルターは、音質が良くて聴きやすいのでおすすめです。それにしてもアインザッツ、いいですね。なかなか足を運ぶ機会がなくて残念ですが、いつか行ってみたいものです(^^
Posted by stonez at 2006.09.11 00:19
yurikamome122さん、コメントとTBどうもありがとうございました!
本当に喜ばしいことですよね。yurikamomeさんがブログでおっしゃっていたように、性別ではなくて紀子さまもお子様もご無事ということが何よりだと思いますし、日本人であることの喜びでもありますね。
ところで、メンゲルベルクのベト8ですか、きっとそれは聴き甲斐のある演奏なのでしょうね。チャーミングというお話でなるほどと思いましたが、これがあればベートーヴェンの音楽が違った角度で、より魅力的に映るのかもしれないですね。テレビで事あるごとにベートーヴェンというと運命や合唱をかけたりするのは通り一遍等で、固定のイメージを植え付けられてしまって残念に思っていました。それはともかく、さっそく探してみようと思います。どうもありがとうございます。
Posted by stonez at 2006.09.11 00:31
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/23365978

この記事へのトラックバック

ベートーヴェン交響曲第8番
Excerpt: ◇第1楽章、いきなりの強拍にちょっと驚く。 私は、マーラーは暇な時に、ベートーヴェンはやる気を出したい時に、よく聴くようである。マーラーは、じっくり落ち着いて味あわないといけないから。 ベートーヴェン..
Weblog: アスカ・スタジアム
Tracked: 2006-09-08 10:07

慶祝!!、秋篠宮紀子さま男児ご出産。ヨーゼフ・シュトラウス作曲、ワルツ「我が人生は愛と喜び」
Excerpt:  秋篠宮妃紀子さまは、今日6日午前8時27分、愛育病院で、男児を出産されたそうです。  まことに喜ばしいことなのです。  私はナショナリストでも国粋主義者でも何でもありませんが、男児でも女児でも、..
Weblog: yurikamomeの『妄想的音楽鑑賞とお天気写真』
Tracked: 2006-09-10 23:13