シベリウス/交響曲 第2番

とある用事で出かけた週末、息子をしばらく抱っこしていたら今日になって筋肉痛になりました(笑)。そんなヘタレな自分にあきれつつ、同時に子供の成長を感じる今日この頃です。

このところはシベリウスをよく聴いていますので、今回はシベリウスの有名曲から。交響曲第2番 ニ長調 Op.43です。透明度の高い空気感と、ふつふつと湧き上る民族的な高揚感は、祖国フィンランドを思うシベリウスならではの味わいといえるでしょう。別名「シベリウスの田園交響曲」と呼ばれたりもしています。

穏やかな光が大地に降りそそぐような第1楽章、暗い洞窟を探検している気分になる第2楽章、そして厳しい自然が雄大に広がっていく様子とも、帝政ロシアの圧政の重圧をやがてはねのける様子ともとれる第3、第4楽章。このシベリウスの描いた世界が、頭の中で自由に膨らんでいく親しみやすさがあります。

先日、この音楽を妻にも聴かせたところ「ローマの休日で流れていそう」と言っていました。そういえば、と思って確認してみると確かに、シベリウスがイタリアへ旅行した際に着手、とありました。メンデルスゾーンといい、ブラームスといい、イタリアには作風に影響を与える何かがあるようです。

演奏はユッカ=ペッカ・サラステ指揮/フィンランド放送交響楽団。いわゆるお国ものです。実はマゼール/ピッツバーグ響盤のゆっくりとした、まるでブルックナーのような第2番にずっと馴染んできたので、はじめは快速に感じましたが、こちらのタイプの解釈の方が本流のようです。

ライブ盤から伝わってくる熱気に加えて、自信に満ちた明晰な音色にはインパクトがあります。フィンランドという、日本からは遠くて美しい国の情緒を楽しめる思いです。欲を言うなら、せっかくのライブ盤、最後の拍手まで入れて欲しかったというくらいでしょうか。
posted by stonez | 2006.10.24 23:34 | Comment(8) | TrackBack(1) | 音楽 - 交響曲
この記事へのコメント
実は最近、シベ2にハマっておりまして、連日聴いています。僕のお気に入りはセルの東京ライヴ。燃焼度の高さが魅力です。あとはザンデルリンクもいいですねぇ。
マゼールは前から気になっているのですが、なかなか聴く機会がないのです・・・。
Posted by リベラ33 at 2006.10.26 03:44
来年の4月に、シベリウスのバイオリンコンチェルトを演奏するオケに、来月から入ろう(復帰)と思っています。
ソリストさんは、以前9月に新宿のホールでご一緒させていただいたときの、チャイコンのソリストさんです♪
(卒業記念的な演奏会になるそうです。)
シベリウスが大好きになりそうな気分です!
Posted by おさかな♪ at 2006.10.26 18:21
リベラ33さん、いつもありがとうございます!
奇遇ですね、私もシベリウス、特に2番です。古いのですがアンセルメ盤を入手して聴いてます。セルの東京ライヴは未聴なのですが、私も知っているのできっと名盤でしょうね。まさにセル最期の集大成、いつかは私も欲しい一枚です。マゼール盤、しかもVPOでなくピッツバーグ響の録音は少しマニアックのようですね(笑)
Posted by stonez at 2006.10.27 00:29
おさかな♪さん、こちらにもどうもです!
復帰ということは、もしやCオケでしょうか。シベリウスのコンチェルト、私はまだ聴いたことないのですが、いずれ聴くつもりです(^^ 。シベリウスには他の作曲家にはない独特の音があるように感じてます。
ところで、あの素晴らしい演奏を披露してくれたソリストさんですよね。ということはお父様も共演なさるのでしょうか。うーん、是非とも聴きに行きたいですね、ありがとうございます(^^
Posted by stonez at 2006.10.27 00:38
ごぶさたです。
シベリウスはマゼールVPOで入門しました。
よく聴くベルグルンドのは結構あっさりとしていますね。マゼールVPOのも速かったと思います。Vn協奏曲は私の大好物(笑)でして終楽章のあの土俗的なリズムはたまりません。フィンランド人と日本人は民族的に近いと聴いたことがあります。
Posted by よし at 2006.10.28 18:34
よしさん、ご無沙汰しております、所用で群馬の実家に帰っていたため遅くなりました。コメントありがとうございます(^^
マゼールは、VPOでは一味違った演奏を残しているようですね。いずれ聴いてみようかと思っています。それから、ベルグルンドは手頃な輸入盤全集を検討中です(^^ゞ
ところで、フィンランド人は他の北欧の国々とは民族が違うと聞いたことがあります。確かにこの人の音楽はどことなく懐かしいようなホッとするようなところがありますね。
Posted by stonez at 2006.10.30 23:58
stonezさん、TBとコメントありがとうございました。
stonezさんのブログに先日お邪魔した時、今年はカラヤン生誕100年とお聞きしたのが切っ掛けで、久し振りにこの曲を聴きました。
北欧の音楽の雄に接し、幸福感に浸れました。
ありがとうございました。
Posted by アスカパパ at 2008.02.08 14:29
アスカパパさん、こちらにもコメントくださりありがとうございます!帰省していたため遅くなり恐縮です(^^ゞ
こちらこそ、アスカパパさんのエントリーでまた聴きたくなって楽しみました。ブログのおかげで音楽にもっと気軽に親しく接することができるようになったことは素晴らしいですね!
Posted by stonez at 2008.02.13 01:40
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シベリウス/交響曲第2番ニ長調作品43
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