サン=サーンス/チェロ協奏曲 第1番

またまた更新があいております。先週は「感染性胃腸炎」という、まあちょっとした食中毒みたいのにかかりまして、うなりながら仕事してました(汗)。ドクターによると、最近流行っているようで生の魚介類に注意が必要ということです。皆様もご注意を。

さて秋も深まり、憂愁ただようチェロの音楽をとりだしてみました。サン=サーンス作曲、チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33です。チェロはジャクリーヌ・デュ・プレ、ダニエル・バレンボイム指揮、ニューフィルハーモニア管弦楽団です。

作品としては、わりと自然にまとまった1つの楽章になっていますが、実際には軽やかなメヌエットを技巧派サウンドでサンドイッチにした感じの3部構成となっています。後に第2番のチェロ協奏曲も作られているようですが、ほとんど演奏されないとか。彼が最初から完成された作曲家だった、ということのようです。

冒頭からチェロの情熱的なパッセージが炸裂。デュ・プレの才気溢れるテクニックを堪能。バレンボイムも相性良くそれを盛り立てていく。やがてチェロが憂いの表情を見せたとき、サン=サーンスらしいソフトで品のある旋律に切り替わって、チェロを始め弦楽器たちはすっかり安らいだ癒しの空間を作っていく。たっぷり英気を養った後は哀愁ただようため息から熱い感情の吐露まで、チェロとオケの百花繚乱。めくるめく鮮やかさのうちにフィナーレ。

才気あふれるチェロの名人芸と一緒に、サン=サーンスらしいちょっと不思議な曲想も楽しめる、コンパクトで親しみやすい作品です。
posted by stonez | 2006.11.20 00:24 | Comment(4) | TrackBack(1) | 音楽 - 協奏曲
この記事へのコメント
おはようございます。この曲、情熱あり、憂いありで、本当に百花繚乱。いいですね。私もその良さを先週末聴いて再発見でした。
シフのチェロですが、TBさせてもらいました。
Posted by at 2006.11.20 07:56
こんにちは。
この曲、今日の「のだめ」で使われていましたね。
デュ・プレとバレンボイムのサン=サーンス1番は、
1971年のライヴ盤(Teldec)もありますね。
オン気味の録音もあいまって、すごい迫力となっております。
(カップリングはチェリビダッケとのドヴォコン)

ところでチェロ協奏曲第2番も、けっこういい曲ですよ。
でも1番に比べるとやっぱり地味か。
Posted by 木曽 at 2006.11.20 22:06
丘さん、コメントとTBありがとうございます!
このコンチェルトをエントリされていたのですね、しばらくパソコンから離れていましたが、驚きとともに嬉しく思います。
この華やかな音楽からは、チェロが静寂と渋い味わいの楽器だけでないことを改めて教えてくれているような気がします。
Posted by stonez at 2006.11.21 00:43
木曽さん、コメントありがとうございます!
さっそくのだめに登場しましたね。なかなかインパクトがありました。熱い演奏なのですが、不思議と暑苦しくないところがサン=サーンスらしい気がします。ところで、Amazonを見ていたら確かにドヴォコンとのセットがありますね。ライヴ盤好きとしては是非ともチェックしたいところです。第2番もいずれじっくり聴いてみたいです。
Posted by stonez at 2006.11.21 01:32
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サンサーンス チェロ協奏曲 第1番 イ短調
Excerpt: マッケラス(サー・チャールズ), シフ(ハインリヒ), ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, サン=サーンス, フォーレ, ラロ サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 ブログ記事の後に..
Weblog: 音に巡る想い
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