ハイドン/弦楽四重奏曲 第67番「ひばり」

晴海 → 日本橋 → 五反田と流れてきて、今月からは中目黒で仕事することになりました。よしよし徐々に家に近づいてきたゾ、と思っていたら、いきなり午後出勤の終電まで。休憩なし。この業界、年々景気が悪化してきたなと思っていたけど、特に年度末が近づくにつれて惨状を目の当たりにすることが多くなってきました。この先大丈夫かと思案する毎日・・・

そんな生活が始まり、朝起きて、ジュニアに離乳食をあげて、自分もお昼を食べていざ出発。こういう時はたいていお天気がいいわけで、例に漏れず昨日も晴れで、ふつうに海方面の電車に乗っていってしまおう、という気分をそのまま置いといて、磁石を近づけられた砂鉄のように、何となしに東京方面に吸い寄せられていくわけです。

iPodから流れていたのは、ハイドン作曲の「ひばり」。弦楽四重奏曲 第67番 ニ長調 Op.64-5。スメタナ四重奏団。1966年録音。

これはまさしく、昨日みたいな晴れた日の昼下がり、公園のベンチにたたずんで聴きたくなるような音楽。ハイドン本人がつけた訳ではないにしても、第1楽章の主題がそれっぽい鳴き声ということで、ついたニックネームが「ひばり」というのもなんだか微笑ましいじゃありませんか。

スメタナSQの演奏も素敵で、第2楽章には穏やかな日常を慈しむような深い味わい。第3楽章の落ち着いた軽やかさは、人がまばらに行き交う「通り」の風景。終楽章は、通りに立って異彩を放つ大道芸人という感じでしょうか。この息つく暇ない第1ヴァイオリンの至芸は生で見たら興奮するに違いない!

と、怒濤の仕事を終えて帰宅したら、のだめアニメ版やってました。おお、まだまだ見捨てたもんじゃないですね。
posted by stonez | 2007.01.12 02:15 | Comment(6) | TrackBack(3) | 音楽 - 室内楽曲
この記事へのコメント
ハイドンの弦楽四重奏曲はいいですね。
有名な「作品3の5『セレナード』」や、簡潔なタッチの「作品76の2『5度』」、そして風格ある「第39番ハ長調作品33の3『鳥』」、更に重厚な『皇帝』等々。
中でも長閑な『ひばり』は大好きな室内楽です。
私のスメタナ四重奏団の演奏盤は、「1980年10月17日、町田市民ホール・ライヴ」での演奏で、3度目の録音盤です。
stonezさんが紹介されている盤は2度目の録音盤だと思います。
その前には、1954年の録音盤もあるようですが、、。

他に、イタリア弦楽四重奏団(1965年)盤を持っています。
Posted by アスカパパ at 2007.01.12 17:38
ハイドンの「ひばり」は、いい曲ですね。私も大好きな音楽です。散歩のおともにもいいですね。この頃のハイドンは、ようやく窮屈な宮仕えをやめることができて、かなり自由な生活ができるようになっていたはず。ハイドンの喜びが感じられるようです。古い記事ですが、トラックバックしました。
Posted by narkejp at 2007.01.12 19:40
アスカパパさん、コメント&TBありがとうございます!
スメタナ四重奏団はそれほどたくさんの録音を残していたのですね。町田でのライヴ録音、特にお気に入りの第2楽章はどんな感じなのか、終楽章は熱気がこもっているのかとても気になります。いつか聴いてみたいですね。それにしても、ハイドンが宮廷楽師を「退職」して、充実したセカンドライフに入る時期の演奏。清々しい曲想が印象的です。
Posted by stonez at 2007.01.14 02:46
narkejpさん、コメント&TBありがとうございます!
素敵な曲ですよね。本当に晴れ晴れした気分が感じられますし、そこが散歩にぴったりなのかもしれませんね。どんな気分の時でも自然と入ってきて、体の一部として馴染んでしまうようなところがハイドンにはあるようで、まだ聴いたことのない多くの音楽を少しずつ聴いていく楽しみでもあります。
Posted by stonez at 2007.01.14 03:05
はじめまして。

ハイドンの弦楽四重奏曲は良いですね。私の持っている「ひばり」はイタリア四重奏団ですが、スメタナ四重奏団も聞いてみたいところです。
Posted by チャーリー432 at 2007.03.26 15:09
チャーリー432さん、はじめまして、コメント&TBをどうもありがとうございます!
ハイドンの室内楽はいいですね。爽やかですし、聴いていて疲れることがない音楽ばかり。とはいえまだまだほんの数曲を聴いたに過ぎませんが(^^; イタリア四重奏団は今度ぜひ聴いてみたいです。
Posted by stonez at 2007.03.28 01:21
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