グリーグ/ホルベルグ組曲

節目で分けると書く『節分』。昔の人はうまいことを言ったものです。この字の通り、私の回りでも今日が「区切りの日」となったりしています。今日、妹がワーキングホリデーでカナダへと旅立っていきましたし、うちでは息子が初めての本格的な高熱でお医者さんへ。私も去年の今日が目の手術でした。

さてこちらは没後100年という「節目」を迎えた、ノルウェーの作曲家グリーグです。弦楽オーケストラのための作品、ホルベルグ組曲 Op.40。テルエ・テンネセン指揮・ヴァイオリンソロ、ノルウェー室内管弦楽団。

曲の由来は、1884年、デンマーク文学の父と呼ばれるホルベア男爵の生誕200年記念祭のために作曲された、とあります。こちらも人の「節目」に関係がありました。この男爵が活躍した18世紀頃の古き良き宮廷時代を想像させるような、豊かであたたかいバロック調の曲想と形式です。

優しさを感じさせる快活な前奏曲。落ち着いた気分の中に、叙情豊かな北欧の雰囲気を感じるサラバンド。優雅だけど、どこか北欧神話の妖精たちが出てくるような可愛らしいガヴォット。外の厳しい寒さ、深い祈りとその中に秘められたかすかな光をみるアリア。最後のリゴードンは爽やかで軽やかな舞曲でした。

弦楽器だけを使って、優しく丁寧に紡ぎ出されていく演奏。グリーグはこのシンプルさの中に北欧の魅力を楽しませてくれます。シベリウスが壮大な自然を描いて楽しませてくれるのとは対照的で、それがまた面白いところです。
posted by stonez | 2007.02.03 23:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 - 管弦楽曲
この記事へのコメント
この曲大好きです。
いかにも北欧らしくて、冬といえば僕はこの作品です。
Posted by リベラ33 at 2007.02.04 07:17
リベラ33さん、いつもありがとうございます!
なるほど、確かにいい音楽を知ったという実感がわいてきます。シンプルで飽きがこなくて、聴くほどに味が出てきますね。グリーグの作品、意外と知っているようで知らないので、これからちょっとずつ仕入れたいところです。
Posted by stonez at 2007.02.05 02:00
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