ショパン/ピアノ協奏曲 第1番

ようやく暖かくなってきた春の日、いかがお過ごしでしょうか。
今日はいよいよ「ピアノの詩人」ショパンの感想を書いてみたいと思います。
ショパンは生涯で2曲のピアノ協奏曲を作曲していますが、実際の作曲順は第2番→第1番だったようです。

まずは「ピアノ協奏曲 第1番」。
この曲、第1楽章は厳かな旋律なんですけど、最初から「すうっ」と曲に入っていきます。ベートーヴェンのように「始まるよ、始まるよ、ジャーン!」という感じではないですね。このあたりは作曲家の性格の違いという感じで面白いです。とは言っても、肖像画や伝記とかで知った程度のイメージでしかないんですが(^_^;)

この曲の持っている、どことなく切ない雰囲気は、ショパンの当時強大な隣国に翻弄されていた母国ポーランドへの切なる想いを想像させます。この第1番を作曲した後、ポーランドを去って二度と戻ることはなかったそうですね。やっぱり切ないです...第2楽章は対照的に、穏やかでロマンティックなメロディがゆったりと流れていきます。これは贅沢なノクターンですね。

この曲を聴いてみると、ショパンのピアノ協奏曲は「ピアノとオーケストラによる壮大な競演」、というよりも「ピアノと、その華やかさ艶やかさを引き立てるオーケストラのサポートによる美しいハーモニー」という感じでしょうか。
ピアノ以外の楽器は、それぞれの表情がどうの、というよりも全体でひとつの"オーケストラ"として調和した響きをしているのが印象的です。

この曲はショパンコンクールの本選でお馴染みだそうですが、終楽章の最後のピアノ演奏が終わったところで、オーケストラの演奏が残っているにもかかわらず(残り十数秒程度)、拍手するのが慣例になっているそうです。なるほど、聴いてみると華やかな最後なので納得しますね。やはりピアノによるピアノの為の名曲、そんな印象通りです。

この曲は、ダン・タイ・ソンさんの演奏で聴いていますが、なんと彼は東洋人初のショパンコンクール優勝者だったんですね。流れるような音色と技巧さを感じるピアノと、オーケストラとがよく合っていて聴きやすいです。特に第2楽章ではピアノが歌っていました!もう、うっとりです(^^)
今度はNAKAMAさんおすすめのツィマーマンさんでも聴いてみようと思います。
posted by stonez | 2005.05.05 01:29 | Comment(4) | TrackBack(2) | 音楽 - 協奏曲
この記事へのコメント
「ピアノの美しさを引き出すためのオーケストラ」
まさにそんな感じですよね〜。
さすがはショパン! 笑

ダン・タイ・ソンさんはちょっと聴いたことがないので機会があれば聴いてみたいですね♪
僕としてはユンディ・リさんの演奏を聴いてみたいのですが。。。

それはそうと今年は2005年。
5年に一度のショパン国際コンクールです!
間違いありませんよね!?
今年は中止とかって話もありませんよね!?汗
Posted by NAKAMA at 2005.05.05 22:39
ありがとうございます(^^)
なるほど、ユンディ・リさん、気になりますね〜♪どんな演奏家さんなのか早速チェックしてみます!
ショパン国際ピアノコンクールという名前なんですね、うろ覚えなもので(^_^;)確かに5年に一度、次は今年のショパンの命日(10月17日)に合わせて行われるそうですね。
ちょうどタイミングもいいですし、注目ですね(^^)
Posted by stonez at 2005.05.06 01:10
こんにちは。ショパンのピアノ協奏曲第1番をエントリーしている方は、そう多くはないのですね。ようやく探し当てたら、なんとstonezさんのブログでした。世間は狭い(^_^)/
トラックバックいたします。
Posted by narkejp at 2006.12.24 20:15
narkejpさん、コメント&TBどうもありがとうございます!
結構古い記事に、こうしてコメントやTBを頂けるというのは嬉しいものです(^^ それにしましても、ショパンコンクールにも登場しますし、多くの方がエントリなさっていると思っていましたので意外ですね。
Posted by stonez at 2006.12.25 01:31
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