アダン/バレエ「ジゼル」

ついに台風まで前倒しかと思いました。職場を出て十歩進んだら風呂に浸かった気分でした。

もう何年も前になりますが、一度だけバレエを見に行ったことがあります。それは「ジゼル」という名前でストーリーの半分が墓場にお化けという、ちょっと変わった作品です。その記憶が強すぎたか音楽はすっかり忘れてました。

そんな折、昨日の教育テレビの芸術劇場でジゼルが放送されることを知り、待ってましたとばかり目を皿にして楽しみました。

全2幕。かよわい村娘ジゼルはアルブレヒトと恋仲になるが、彼は実は貴族でしかも婚約者までいる昼メロ仕立ての色男。同じくジゼルに想いをよせる森男のヒラリオンは、まあ当然のように面白くないわけで、その秘密をみんなを集めてバッサリ暴いたら、ショックのあまりジゼルは死んでしまった。。。これが第1幕。

これで一応完結ですが、このあとが例の夜の墓場。第2幕。ジゼルをはじめ、未婚で世を去った精霊ウィリーたちの世界。いいところなしのヒラリオンは許しを請いに来たのに死の沼に落とされる始末。でもアルブレヒトはジゼルの愛によって助けられたのでした。

さすがに音楽はいい雰囲気ですね。広大でのどかな山村、ちょっと格式ばった田舎貴族などぴったり。お墓ではちょっと陽気すぎる気がしましたが、そこはバレエに圧倒されます。コジョカルの細い体に強靱なスプリングが埋め込まれたような張りつめた演技は鮮烈、あとはお化けの浮遊感とシンクロした動きは、もう異様(笑)

でも一番のインパクトは、第1幕の赤茶けた舞台と、第2幕の寒々しいまでの青。この色彩、コントラストの違いっぷりでしょう。作曲したアダンをはじめ、脚本から初演まで、さすがはバレエの国フランスですね。

■主な配役
ジゼル:アリーナ・コジョカル(英国ロイヤルバレエ団プリンシパル)
アルブレヒト:マニュエル・ルグリ(パリオペラ座バレエ団エトワール)
ヒラリオン:木村和夫(東京バレエ団)

■演奏・収録
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
2006年8月 東京文化会館、NHK
posted by stonez | 2007.03.05 23:28 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 - オペラ・声楽
この記事へのコメント
うっ
知らなかった
ってかテレビを全く見ていないデス…
うーむ、再放送しないかなあ
Posted by petite-tomo at 2007.03.06 00:45
写真がマウスオンじゃなかった(笑)。
「ジゼル」もカラヤンがウィーンフィルと録音したので有名になったような気がします。あらすじを読んで女性は死んでからも怖いなあなんて思いました。ここで「も」を使うのは良くないのかも・・・(笑)。
Posted by よし at 2007.03.06 08:21
ぷちともさん、コメントありがとうございます!
だいたいいつも日曜夜の教育テレビは怪しいな(笑)と思ってチェックしてるんですけど、関係ない時間とかで凄く見たかったのをやってたりすることもありますからね。それにしても、バレエはみんな体が締まっていて壮観なステージですね。
Posted by stonez at 2007.03.06 23:50
よしさん、コメントありがとうございます!
マウスオンを期待して頂いてとても嬉しく思います。面白い写真が撮れたらまたやってみたいと思いますので、お付き合いくださいね。
カラヤンとウィーンフィルのジゼルは評判のようですね。私にとってはどちらかというと音楽よりもバレエのイメージですが、音楽としてじっくり聴いても面白そうだなと今回思いました。追)言葉尻には注意したいものですね(笑)
Posted by stonez at 2007.03.06 23:56
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