毎年恒例の悩みのタネ、確定申告が終わりました。この目の上のタンコブが消えたらまさに春到来の証。しばらくは読みたい本を読み、聴きたい音楽はすでに聴いてますが(笑)、後回しになっていたあれこれに手を付けたいと思います。そんなわけで今の気分で選びました。ヤナーチェク作曲、シンフォニエッタ。カレル・アンチェル指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団。ご当地の演奏。
まるでパッと視界が開けたような解放感。まるで鼻詰まりがスッと治まったみたいな爽快感。以前みなとみらいホールで聴いたときに、ステージの向こう側P席最前列にズラリと並んだ総勢14人(たぶん)のトランペットが壮観だったのを思い出します。金管系の方々はさぞかし気持ち良かろうと思う次第です。
そのトランペット別動隊によるファンファーレに始まり、最後もファンファーレで終わる。堂々としていてとても鮮烈。その間の2、3、4楽章では別動隊はお休み。大胆な指示ですが、そこはオーケストラの出番。せせこましくコミカルにうごめいたかと思えば、怪しげなオーラにつつまれた安らぎの調べが響きわたる。それもつかの間、またせわしない雑踏に消えてゆく。この徹底した色彩的変化が面白いところ。
アンチェルは間違いなく、チェコ・フィルの一時代を築いた立役者なわけですが、その一方で両親と妻子の命をナチスに奪われるという悲劇に遭った被害者でもあるわけで、どうもそれが頭をよぎります。非常に冷静かつ明晰な音づくりの中にも、はっきり感じ取れる緊張感がリアルです。
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クーベリックですか、彼の演奏も面白そうですね。当然ながら最初と最後のファンファーレの印象が鮮烈なのですが、なぜか2楽章の出だしのところが頭から離れません(笑)すべてが変わっていて印象に残る音楽ですね。
『シンフォニエッタ』良いですよね。私のCDは『タラスブーリバ』とカップリングされています。
ヤナーチェクは、スメタナ、ドヴォルザークの影に隠れているようで、少しさびしいです。
私のCDでもカップリングはタラス・ブーリバなのですが、まだ聴いてませんでした。確かにチェコといえばスメタナ、ドヴォルザーク、その次にヤナーチェクというのはありますね。彼の室内楽などは、機会があったら聴いてみたいと思っています。