エルガー/チェロ協奏曲

子どもができて変わったこと、そのひとつは休日の過ごしかたです。朝早くにおこされます。せっかくなので公園に行きたいけど近くになく、車で行っても駐車場がない、結局家にこもりがち。それでは寂しかろうということで昨日は出かけてきました。梅が咲いていました。マウスオンは朝に夜に賑やかなわが子です(笑)

『北欧イヤー2007』ですが「北欧=北ヨーロッパ」という広い見方をすると、イギリスも入るようです。というわけでさっそく。エルガー作曲、チェロ協奏曲 ホ短調 op.85。ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)、サー・ジョン・バルビローリ指揮、ロンドン交響楽団 。意外にも今回が初エルガーでした。

エルガー最後の傑作。イギリスの片田舎の紳士みたいに、寡黙でどこか寂しげで哀愁を帯びた音楽。彼の音楽を聴くとシャーロック・ホームズの世界が頭をよぎりますが、このコンチェルトも特に第3楽章など、そんな古き良きイギリスらしさがいっぱいです。ステッキ、パイプ、ロングコート、馬車、石畳、荒野、ガス灯。。。

デュ・プレのチェロはうわさ通り。彼女が演奏すると、まるでそれは彼女の音楽であるかのよう。ひとことで言うなら『渾身』でしょう。第1楽章冒頭のモノローグから見事な弾きっぷりで、それが終楽章にまた帰ってきますが、物悲しさを越えて悲痛ですらあります。彼女の人生そのもののようにインパクト大。2楽章の早業も圧巻。サー・ジョンはそれに心で応える。総奏のときに音が割れる(笑)、すさまじい気迫です。
posted by stonez | 2007.03.22 01:18 | Comment(10) | TrackBack(4) | 音楽 - 協奏曲
この記事へのコメント
出ました!マウスオン・ボーイ!(望)連載!
公園が無いのは面白くないですね。
でもできるだけ外で遊んであげてください。
デユプレはバレンボイムとのハイドンを持っていますが実に幸せな演奏でした。その後が残念です。
Posted by よし at 2007.03.22 08:29
こんにちは。これは名曲名演ですね。これを知ってから次第にエルガーガ好きになっていきました。昔はイギリスは作曲家の不毛の地と言われていたようですが、今私もイギリスの音楽が好きになっています。
同じ演奏で以前エントリーしましたのでTBさせてもらいます。
Posted by at 2007.03.22 09:39
こんにちは。ご子息、そっくりですねぇ。
かわいくてしょうがないでしょう。車がないと、子供連れには不便な時もありますよね。私は、そんな時はショッピングセンター巡りでした。
もちろん、お金は使わず、子供を遊ばせる場所で一緒に遊ぶんです(笑)

エルガーのチェロ協奏曲は、孤高の名作ですね。
デュプレとサー・ジョンを超える演奏はないと思ってます。
Posted by yokochan at 2007.03.22 11:16
かわいい・・・^^♪
デュ・プレさんのチェロCDを一度聴いてみたいです。総奏で音が割れるって・・・(笑)。
Posted by おさかな♪ at 2007.03.22 16:27
エルガーのチェロ協奏曲、私はつい最近(昨年の秋)に初めて聴きました。実にいい曲だなぁと思いましたね。何十年も聴いてきて、初めて知る音楽に感動するのは、嬉しい経験です(^_^)/
Posted by narkejp at 2007.03.22 19:03
よしさん、ありがとうございます!
いつも写真を見ていただき嬉しい限りです。こんな感じでさりげなく仕込んでいきたいと思います(笑)。息子もだんだんと歩けるようになってくるでしょうから、どんどん外に出ていきたいです。
デュ・プレは本当に最後の結末が象徴的ですね。悲劇が伝説として完成されたということなのかもしれませんが、元気だったら今どういう演奏をするのか聴いてみたかったです。バレンボイムの演奏も変わっていたかも!?なんて考えすぎかもしれませんが。。。
Posted by stonez at 2007.03.23 02:10
丘さん、ありがとうございます!
これほど知られた演奏もなかなかないのでは、という感じですね。バルビローリが初演の時の楽団員だったというのも印象的でした。私にとってはエルガーはエニグマや威風堂々の作曲家ですが、さらに奥深さを感じています。さっそくTB頂いたエントリー拝見したいと思います!
Posted by stonez at 2007.03.23 02:14
yokochanさん、ありがとうございます!
似ているなんて言っていただいてニヤついてしまいます(^^ゞ 親ばか写真で恐縮です(笑)。ショッピングセンター巡りというのはいいアイデアですね。確かに遊具施設が充実しているところがあったり、子どものオムツ替えも楽にできるところが多かったりしますよね。さっそくレパートリーにしたいと思います。
孤高の名作、聴いてみて納得の思いです。yokochanさんはイギリス音楽が特にお好きということで、エルガーやディーリアスの音楽など、いろいろと参考にさせていただきたいと思っています。
Posted by stonez at 2007.03.23 02:21
おさかな♪さん、ありがとうございます!
息子は夜なかなか寝ないので困ってますが、憎めない感じなんですよね(笑)
デュ・プレというと、彼女自身の人生にもインパクトがあるのですが、それを感じさせるような身を削る演奏という気がします。総奏で音が割れているのは私の使っているイヤホンの性能が貧弱なせいもあります(笑)、ちゃんとしたオーディオで聴けばそんなことないと思うんですけどね。
Posted by stonez at 2007.03.23 02:27
narkejpさん、ありがとうございます!
長くお聴きになっていても発見がある、というところがやはり魅力的ですね。それを聞いてしまうと、私にとっても好奇心が尽きません。秋によく合いそうな音楽だなと思いました。エルガーというと、他にもヴァイオリン協奏曲などは聴いてみたいなと思っています。エルガーでしか感じられない独特の雰囲気というものに惹かれてしまいますね(^^
Posted by stonez at 2007.03.23 02:34
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