メンデルスゾーン/交響曲 第4番「イタリア」

なんでも、今日は松尾芭蕉さんが、あの"奥の細道"に旅立った日ということで、「旅の日」だそうです。

旅といえば、今時大袈裟に言うほどのことでもないですが、私はたった一度だけ海外に行ったことがあります。新婚旅行で行った南イタリアです。初めての海外がいきなりヨーロッパということで、ちょっと贅沢でした。

あの透き通った空に蒼々とした海。片言の挨拶でも喜んで応じてくれる、飾らない人々の暖かさ。お金と機会が出来たら是非また行きたいと思わせるようなところでした。

さて、イタリアといえば、メンデルスゾーンの交響曲 第4番 「イタリア」。先日のN響アワーでアンドレ・プレヴィンさんの軽やかな演奏を楽しみましたが、第2楽章がカットされていましたので、改めて聴き直しました。

オットー・クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団による演奏です。何が凄いかって、このジャケット写真です。これは偉大な人にしか許されないアングル、これで偉大じゃなければおかしいくらいです(笑)。それに、その解説書にある文章がまた凄い。引用させて頂きますと、
もしも(メンデルスゾーンの)標準的な名演奏を求めるならば、なにもこのディスクでなければならない、ということはないはずだ。 (中略) それにもかかわらず、このディスクをあえて手にしたというのは、これがほかならぬクレンペラー指揮による演奏であるということに起因しているといえるのではあるまいか。

やっぱり...何かあるお方だと踏んだ私は、さっそくこの「クレンペラーのメンデルスゾーン」を聴いてみることにしました。もちろん初めてのクレンペラーさんなんですが、聴いてみると、なんかこう、厚みがあるというか、聴き応えがあります。

第1楽章は、イタリアのすがしい景色と晴天をイメージするような、軽やかなメロディです。昔聴いたことのある好きな旋律でした。
第2楽章は、短調の旋律なのですが、程よいテンポなので不思議と暗い感じはしません。
第3楽章はのどかで牧歌的な風景が見えてくるようです。時折遥かアルプスが見えるようなホルンの音色も楽しめます。
終楽章はサルタレロというローマ周辺で流行った舞曲だそうですが、情熱的なメロディです。

イタリアをいろいろな面から聴かせてくれ、是非また行ってみたいと思わせてくれるような、そんな「イタリア」でした。
posted by stonez | 2005.05.16 23:04 | Comment(9) | TrackBack(3) | 音楽 - 交響曲
この記事へのコメント
おはようございます。沢山のTBをありがとうございました。
クレンペラーのメンデルスゾーン、良いですね。テンポがゆっくりで、大指揮者がしっかり進んでゆく感じです。カップリングの「スコットランド」も素晴らしいです。
Posted by mozart1889 at 2005.05.17 05:07
mozart1889さん、こんばんは!
いえいえ、こちらこそ読んで「なるほど」と思う事ばかりです。さっそくTBさせて頂きました。
確かに、クレンペラーさんはゆったり、しっかりと安定感がある感じですね。「スコットランド」もちょっと聴いたのですが、楽しい曲ですね。はまりそうな予感です。
Posted by stonez at 2005.05.17 19:09
今更ながらなんですが、リンク集に載せていただいてありがとうございます。(しかも一番上に!)

ちょっと最近更新が少なくなってきているので、コレを機に気合を入れ直しますよ〜笑

これからもよろしくお願いしますね♪
Posted by NAKAMA at 2005.05.17 21:24
こんばんは♪リンクさせて頂くことをお伝えするのが逆になってしまいすいません(^_^;)
私は、更新は多い方ではないのですが(汗)、せっかくここまで来たので間隔はあいてもコツコツクラシック聴いていきたいと思いますよ。お互い楽しんでいきましょう!
Posted by stonez at 2005.05.17 22:34
先日のコメントで「スコットランド」は楽しい曲だった!と書いたのですが、別の曲と勘違いしてました(汗) 実際にはその逆の雰囲気の曲だと思いました...
というわけで、今度は第4番「スコットランド」の曲について書いてみたいと思います〜
Posted by stonez at 2005.05.19 15:19
コメントありがとうございます。
イタリアは能天気な演奏が多いですが(それはそれで魅力的ですが)、聴き応えのある演奏を聴くとハッとします。
今後ともよろしくお願い致します。
Posted by ラーマ at 2005.05.24 22:01
ラーマさん、コメントありがとうございます!
確かに、イタリア人の指揮者さんには、印象的というか個性的な方が多いような気がしますね。それだけでも、ちょっと魅力です。ラーマさんのブログにもちょくちょく遊びに行かせて頂いて、聴き応えのある演奏に出会えればな、と思っています。
今後ともよろしくお願いいたします!
Posted by stonez at 2005.05.25 09:47
どうもご丁寧にTBありがとうございます。クレンペラーはメンデルスゾーンに合わないかと思うとそうでもないんですよね。私もクレンペラーのメンデルスゾーンは「スコッチ」と「フィンガル」
、「真夏の夜の夢」がありますが、どれもカンタービレの美しさというより、拡がりの大きさを感じさせます。得難い個性の演奏ですね。
Posted by yurikamome122 at 2005.06.04 08:30
yurikamome122さん、どうもありがとうございます!
クレンペラーの「フィンガルの洞窟」、「真夏の夜の夢」ぜひ聴いてみたいです。広がりの大きさ、魅力的ですね!いろいろ聴きたい演奏ばかりです。気になるのでこれから早速チェックしてみますね。今後ともよろしくお願いいたしますね!
Posted by stonez at 2005.06.04 12:05
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