サティ/3つのジムノペディ

フランスの作曲家エリック・サティさんは、1866年の今日に誕生されました。今年で生誕139年。来年になったらば母国フランスやクラシックファンの間で「祝・生誕140周年♪」といった記念イベントとか行われるんでしょうか。というわけで、今日は私が知っている数少ないサティの曲、「3つのジムノペディ」です。

同時代の作曲家として、同じくフランス人のドビュッシーがいますが、この2人は仲が良かったようで、ドビュッシーがサティのこの「3つのジムノペディ」の1番と3番をオーケストレーションしています。評判が良いので是非聴いてみたいです。また、日本では以前TVCMでも使用されていたので、一般的にもかなり有名な部類に入るピアノ曲だと思います。

このネーミングは、サティが古代スパルタのお祭り「ジムノペディア」からとった名前だそうで、ルーブル美術館にある古代の壺の装飾画を見てインスピレーションを受けたのだそうです。でも、そんな曲名とは正反対で、しっとり落ち着いたピアノ曲です。サティは、静かにたたずむ壺の装飾画を見て、そこに「ツワモノどもが夢のあと...」のような儚さを見出したのでしょうか。

この「3つのジムノペディ」は第1〜3番までの曲からなるピアノ曲ですが、どれもシンプルな感じの音なのに、独特の世界を醸し出しています。全曲を通じ、同様のテンポ、雰囲気で進んでいきますので3曲続けて違和感なく楽しめます。そして、まるで押しては返す波のような感覚、そして、永遠に続く時間のような神秘的で不思議な錯覚に入り込んでいきます。通勤電車内でも目を閉じて聴いたら、その雑踏からしばらく開放させてくれるところがいいですね。

私が楽しんでいるのはフィリップ・アントルモンさんのピアノ演奏ですが、憂いがあって、余韻もたっぷり楽しませてくれていて好きです。他の人の演奏でも聴いてみたいです。

サティは比較的現代の音楽家に近く、ポピュラーな曲を除けば「奇妙」だと言われている曲がたくさんあるそうです。まあ彼自身が奇人変人さんだったと伺っておりますが・・・今日の139周年♪を期に、サティさんのディープな世界にも触れてみたいと思います。段々と、ですが・・・
posted by stonez | 2005.05.17 23:25 | Comment(6) | TrackBack(2) | 音楽 - 器楽曲
この記事へのコメント
サティは「太った木の人形のスケッチとからかい」や「ぶよぶよした前奏曲」などという変わった名前の曲を作曲しています。
型にはまった音楽を嫌っていたそうです。(ドビュッシーも同じく)

上のCDにグノシェンヌという曲が入っていますが、第1番弾けます(宣伝?笑)
曲は簡単ですがとても難しい発想記号が出てきます。
しかも楽譜には小節の区切りはおろか、○分の○拍子という拍表記すらありません。
聴いてみても不思議な曲ですが、楽譜を見るともっと不思議です。笑(機会がありましたらご覧になってください)
Posted by NAKAMA at 2005.05.17 23:36
その変わった名前だけでも、充分面白いですね(笑)
確かに、ベートーヴェンとか、ショパンといった方々の音楽とは明らかに違いますよね。
なるほどグノシェンヌという曲ですね。早速これから聴いてみます♪弾けるなんて凄いです!うらやましいなぁ...
Posted by stonez at 2005.05.18 00:53
ボクは、薬師丸ひろ子の主演映画「Wの悲劇」で、ジムノペディが主題曲になってからサティを好きになったミーハーです(^^ゞ。いつもはソニーのフィリップ・アントルモンの演奏で聴いてます。ゆったりとした感じですが、実はクールで澄ましたような顔つきの演奏で大好きです。
Posted by mozart1889 at 2005.05.26 14:59
mozart1889さん、コメントありがとうございます!
「Wの悲劇」聞いたことあります(^_^;)機会があったらビデオ借りてこようと思っていたんですよ。
アントルモンさんの演奏いいですよね!落ち着きたいときにも最適な1枚というところです♪
Posted by stonez at 2005.05.26 23:41
TBありがとうございます。この曲はいつ聴いてもジャマにならないと言うことだけではなく、環境音楽としてはもう最高の部類だと思うのです。昨日のようなあんなコンサートのあとでも、心を落ち着ける、不思議な音楽です。そしてハッとする美しいところもある。クラシックを聴く人以外でも大ブレイクするのもやはりその辺なのでしょうか?。アントルモンもその気怠い感じをほどよく顕して魅力的ですね。結構名演が目白押しですね。
Posted by yurikamome122 at 2005.09.04 18:10
yurikamome122さん、コメント頂きどうもありがとうございます!
環境音楽、なるほどと思いました。この曲はよくテレビ等いろいろな場面で、割りと効果的な使われ方をしているなと思ったものです。マーラーの聴き方を考えたときに思いましたが、自然体で聴いても楽しめる曲、聴いているうちに惹かれていく曲という感じがします。貴重な存在ですね。
Posted by stonez at 2005.09.04 22:18
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