R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」

横浜港北ニュータウンの阪急デパートにはよく行きます。そこの最上階にはなぜか観覧車があって前々から気になってましたが、先日ついに初乗車。天気は悪かったものの息子は景色に釘付けでした(マウスオン)。

今日はエイジオブエイジこと、大植英次指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団による、リヒャルト・シュトラウス作曲、交響詩「英雄の生涯」Op.40を。以前リベラ33さんがいらして横浜サミットが開かれた折に話題になった大植さんの音源を入手しました。

シュトラウス最後の交響詩は圧倒的なスケールと完成された中世騎士道の世界。颯爽とした「英雄」に、にっくき敵。英雄の伴侶は安らぎをくれるけど割って入るように敵との戦いが。それに見事勝利し、業績が称えられた英雄は惜しまれつつ静かに去ってゆく。そんな感じでしょうか。

大植さんを聴くのは初めてですが、隅々までキメ細かな音色で迫ってくる演奏でした。穏やかな旋律はより透き通り、戦慄のリズムは更にリアルに響きます。それに俊敏に応える大阪フィルも素晴らしいですね。

ところで、実のところ「英雄」というのはシュトラウス本人がモデル、批評家やライバルを「敵」に設定し、自分の残した業績(作品)を掲げているそうで。確かにティルやドン・ファンが出てきます。

なんだか現実的で夢がない感じですが(笑)、でも彼が30代の若さで「これで交響詩は終わり」と決意した意気込みは伝わってきます。
posted by stonez | 2007.04.04 21:25 | Comment(4) | TrackBack(2) | 音楽 - 管弦楽曲
この記事へのコメント
もう何度も書いているのですが生でカラヤンとBPOで「英雄の生涯」を聴いて以来カラヤンのすごさに脱帽しています。この曲を自在に演奏できれば立派な指揮者でありオーケストラだとさえひそかに思っているのです。これ内緒です(笑)。
Posted by よし at 2007.04.05 12:07
よしさん、いつもありがとうございます。
生カラヤンですか!うらやましいです。実演に接したからこその圧倒的な説得力ですね(^^ゞ でも確かにこの曲は迫力も甘美も諦観もありますし、そうなのかもしれないと納得してしまいます。一応内緒にしておきますね〜(笑)
Posted by stonez at 2007.04.05 23:49
「英雄の生涯」からは、人生を感じ、想いを馳せます。
そういえば、リヒャルト・シュトラウスの音楽からは、哲学の匂いがします。
特に、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30などは、ニーチェの匂いがプンプンと。(笑)
でもこれが映画「2001年宇宙の旅」に用いられてから、親しみを感じるようになったのは不思議です。
Posted by アスカパパ at 2007.04.06 14:08
アスカパパさん、いつもありがとうございます。
R.シュトラウスは確かに映画向きなスケール感の大きい音楽が多いですね。まだ知っているのはほんの一部にすぎませんが、でも哲学のにおいと聞いてなるほどと思いました。交響詩ということで、ある程度ストーリーは明解ですがそれほど単純ではない奥深さがありますね。ツァラトゥストラ、久しぶりに聴きたくなりました(^^
Posted by stonez at 2007.04.08 00:35
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大植英次/大阪po  ブルックナー sym8
Excerpt: その昔、ミトロプーロスという指揮者がいた。 ギリシャ出身。大変聡明な人でNYPの音楽監督を務めたり、晩年はVPOと良好な関係にあったようだが、60年に心臓発作で急逝してしまう。かなり音楽性は高かった..
Weblog: 守口フィラデルフィア管弦楽団研究会
Tracked: 2007-04-05 03:58

リヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」
Excerpt:  R・シュトラウスの「英雄の生涯」はLP盤時代は、ズービン・メータ指揮/ロサンゼルス・フィルの演奏を聴いていた。長らく聴いていなかったので、バレンボイム指揮/シカゴ交響楽団演奏のCDを買った。  シ..
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Tracked: 2007-04-06 13:40