シベリウス/交響曲 第3番

桜前線を追いかけるように帰省して、そこで寒さを体感して戻ってきたら川崎もなぜか寒く、まずは息子が風邪でダウンして初めて点滴する羽目に。ついに妻にもその兆候が。ここが核家族のアキレス腱で、仕事を休むかどうかに関わってきます。

というわけで、ここ数日は凍えるような雨や風の日ばかり。そこでじんわり内側からあったかくなるような音楽でゲンかつぎ。シベリウス作曲、交響曲第3番 ハ長調 Op.52。

フィナーレで喜びに到達する、というのは前作の第2番に似てますが、その表情はずいぶん違っていて内面からにじみ出てくる人間味と、大自然がより間近に感じられます。馴染みの良いメロディはそのままに、大衆向けからシベリウス自身への作風の転換。派手さはなくても充実があります。暖かい部屋でチビチビ飲みながら聴くのにもよいかと。

弦の低音と管の高音が独特のモノトーンをつくりだす第1楽章も、終楽章の湧き上がる喜びももちろん素晴らしいですが、印象的なのはじんわりと匂いたつ第2楽章。厳しさの奥底に流れているあたたかさ。私には屈指の緩徐楽章です。

お気に入りはパーヴォ・ベルグルンド指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団。落ち着きがあって緊密なアンサンブル。音の隅々までがよく聴こえて好奇心が刺激されます。

さて明日も通院なので早じまい。春はどこいった?
posted by stonez | 2007.04.20 23:15 | Comment(8) | TrackBack(2) | 音楽 - 交響曲
この記事へのコメント
うん? いけませんね、お大事になさってください。

遅ればせながら、お子さん、1歳、おめでとうございます。
なんだかとても賢そうな表情をされていますね!
楽しみですよね。
だからなおさらと言うわけでは有りませんが、風邪、早めの手当てを。
Posted by ensemble at 2007.04.21 12:23
ensembleさん、コメントありがとうございます(^^
早いもので、一年が経ちました。だんだん夜寝かしてもらえなくなったり(笑)、病気がちになったり、という風になってきましたがその分気が抜けないですね。大人の感覚で行動してしまうと、そのしわ寄せが子どもにいってしまうのを実感しています。子育ては日々発見ですね。とにかく、今回は治療優先でいきたいと思います。どうもありがとうございます!
Posted by stonez at 2007.04.22 01:36
これは渋くていい曲ですねぇ。
私はこの録音も持っていますがデイヴィスとBSOで聴いています。
ベルグルンドのフレッシュな演奏もなかなかですよね。
Posted by yurikamome122 at 2007.04.22 07:30
yurikamomeさん、コメントありがとうございます!
このコンビは最近知ったのですが、いい演奏ですね。デイヴィス盤とどちらにしようか迷いました。yurikamomeさんの以前のエントリーを拝見していて、ベルグルンドがサウスポーであることがとても印象強く残ってます(笑)
Posted by stonez at 2007.04.22 22:45
stonezさん、こんにちは。ご無沙汰してます。お子さん、大きくなりましたね。これから楽しみですね。
(と云いつつ、我が家の息子3人は、大きくなりすぎて困っていますが・・・)

シベリウスの3番交響曲、ベルグルンド/ヨーロッパ室内管盤は、純米大吟醸のような清冽さ、精妙この上ない演奏ですね。スゴイなと思います。
愛聴盤はyurikamomeさん同様、デイヴィス/BSO盤、そしてバルビローリ盤です。
Posted by mozart1889 at 2007.04.23 10:52
mozart1889さん、こちらこそご無沙汰してしまいました。いつもエントリーを拝見しながら、理想的な親子関係、そして家族なのをうらやましく思っています。うちの家族もそうありたいです(^^ゞ
シベリウス、私もバルビローリ盤とデイヴィス盤を全集として愛聴していますが、ときどき違った演奏に触れると、それがまたシベリウスの別の面を垣間見たような気がして新鮮ですね。ベルグルンドの精緻な演奏もその一つになりました。第4番はバルビローリでいこうかなと思っています。ありがとうございます!
Posted by stonez at 2007.04.23 23:25
おはようございます。

ご無沙汰しておりますが、よく拝見しております。

息子さん、もう一歳ですか、早いですね。
風邪のほう、もうよくなりましたでしょうか。

わたくしも小学生くらいまで貧血気味でした(正しい対応なのか知りませんが、子供の頃、レバー、かぼちゃ、ほうれん草をよく食べさせられたような気が・苦笑)。成人してからも低血圧気味なところが残っています。どうも他の人と比べて徹夜がこたえる、徹夜中に脚が冷えるとか気になっていましたが、さすがに今は徹夜しません。

しかし、トライスロンをやってみたいとか、あとこれは既にですが大酒飲んだりとか・・・。ちょっと、子供の頃には想像しなかった今の自分が・・・。

ベルグルンド/ヨーロッパ室内管のシベリウスはいいですね。無味乾燥でない清浄と魅力がたくさん詰まっていますね。演奏もうまいですし。

トラックバックに代えて、下記に当方記事URLを・・・日本フィルでないほうの渡辺盤・第4番も検討候補に是非・・・。

http://szelldocs.blog9.fc2.com/blog-entry-132.html
Posted by クラシカルな某 at 2007.04.26 08:28
クラシカルな某さん、こちらこそ拝見しているのですがご無沙汰してしまいました。コメントどうもありがとうございます(^^ゞ

おかげさまで息子の風邪は治まりました。これからは余計に目が離せなくなりそうです(笑)。ところで貧血のお話、とても参考になりました。シロップの鉄剤を処方されましたが、離乳食としても鉄分を含む食材を与えるようにいわれましたので、少しずつ食べさせていこうと妻と話していたところです。それにしても、トライアスロンは素敵な目標ですね。大酒は羨ましく思います(笑)

ところで、リンクありがとうございます。シベリウスの4番はまだそれほど聴いたわけではありませんのでこの機会、いろいろ聴いてみたいなと思っていたところです。お店では渡辺さんと日本のオケのシベリウス2番がありましたが、4番を探してみたいと思います。どうもありがとうございます!
Posted by stonez at 2007.04.27 23:29
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Excerpt:  シベリウス作曲、交響曲第3番。コリン・デイヴィス指揮、ボストン交響楽団。  シベリウスを聴く楽しみは、大自然の雄大さと健康的な美しさなのではないかと思うのですよ。  悲しげなところもあるけどそれ..
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Tracked: 2007-04-22 07:28

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