今日は、ドビュッシーの映像 第1集です。ピアノはサンソン・フランソワ。
この「映像(イマージュ)」は、「画を音で表現する」という印象派ドビュッシーならではの作品で、3曲のピアノ独奏曲からなる曲集が2編作曲されています。その第1集目。
「水の反映」
繊細で、連続して動く水の様子。多用される高音のアルペジオ("ジャーン"ではなく"ポロロン")によって水の輝きや透明感、それから自由な動きが伝わってきます。
「ラモー讃」
フランス・バロックの作曲家ラモーを讃えた曲です。薄暗い肖像画を前に、うやうやしく敬意を表す様子を思い浮かべるような厳かな響きです。
「動き」
具体的に何かが思い浮かぶわけではないですが、小さくなったり大きくなったり、強くなったり弱くなったり、絶えずせわしなく動いている様子がわかります。
サンソン・フランソワさんの弾くドビュッシーは、「夢」とか「亜麻色の髪の乙女」のように、余韻を楽しみたい曲などは速弾きすぎて、投げやりに聴こえてしまうのですが、この曲集のように陰影のついた曲はいいと思います。
強弱をうまく散りばめてツボを刺激してくれる感じです。「水の反映」などは水がリアルに立体的に伝わってくるし、じっとり暑い日に爽やかなアイスをかじるような爽快感があります。
「余韻を楽しみたい曲などは速弾きすぎて、適当に弾いてるように聴こえてしまうのですが」とおっしゃるのも、全く同感です。ホンマ、ラヴェルなんか適当に弾いてるようなところもあります。(実は、本当に適当だったりして・・・(^^ゞ)。フランソワのドビュッシーはあまり聴いたことがないのですが、「水の反映」、聴いてみたくなりました。
第2楽章のイントロppから弦楽器がちょっとずつ入っていくところはセカンドからなのですが、今聴いても微妙な汗が出ます(笑)。
音楽、ほどほどに楽しむのが良いですね♪
でも、もちろん第九大好きです。
やはり、フランソワさんのピアノってそんな感じがしますよね!ひとたびハマると最高の演奏となります。「水の反映」がそんな感じですね。私はラヴェルの演奏を聴いてみたいです(^^)
第九、3年くらいは聴かなくていい...って面白いですね(^^;)
第2楽章の出だし、お客さんも注目するところでしょうから大変そうですね。聴く方としては気持ちよくなっているでしょうけどね(笑)やっぱり生演奏で聴きたくなってきました!