メンデルスゾーン/厳格な変奏曲

新潟周辺では大雨で、避難されている方々もいると聞きます。お見舞い申し上げます。局地的ではなく、全国平均的に潤して欲しいものです。梅雨なのに、関東地方ではひどい暑さと湿気です。そんなわけで、潤してくれそうなピアノ曲へと手が伸びてしまうのです。

今日はメンデルスゾーン作曲のピアノ曲、「厳格なる変奏曲」。演奏はヘルムート・ロロフ。この「変奏曲」というのは、私にはちょっと曖昧なので改めて調べてみたところ、『ある主題があって、それにいろいろアレンジを加えながら繰り返していく構成の曲』、とあります。この「厳格なる変奏曲」も、1分弱の主題に始まり、それをアレンジした第1変奏〜第17変奏+コーダという構成となっています。

まず主題です。あぁ、厳かでシンプルなのに、余韻のある切ないメロディです。
続いて、切れ目なく第1変奏が始まります。同じメロディに華やかさと少しのスピードが加わります。その後、だんだんテンポやアレンジの仕方が変わったり、テクニカルになったりして表情がどんどん変化していきます。メロディとテンポが一定かどうかという違いはありますが、何となくラヴェルの「ボレロ」を思い出します。参加する楽器が増えていって、華やかさが増していくあの感じを思わせてくれる、ロロフさんの豊かなピアノです。

途中、14変奏目あたりまでくると「あれ、そんなメロディだったっけ?」と一瞬見失いかけますが(笑)、それを乗り越えて第17変奏まで終わると、コーダに入ります。聴き慣れたあの「主題」などが出てきて幕を閉じます。

甘美なだけでなく、シンプルでも飽きさせない、そんなアレンジの可能性を垣間見たようなメンデルスゾーン作品でした。
posted by stonez | 2005.06.28 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 - 器楽曲
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