ディーリアス/夏の歌

突っ走ってきたプロジェクトが今日をもって終わりました。まあ正確には契約の関係でギリギリで終了(脱出?)という感じでしょうか。カットオーバーを見届けられないのは残念な気もしますが、追い立てられる環境に身を置いた経験を今後の糧にしたいですね。

そんなわけで即席の送別会を開いてもらいました。いろいろと不満をぶつけたりぶつけられたりとありましたが、それは誰もがいい結果を模索してのこと。こうして終わってみると、すっきりした中にもなんだか寂しい気分があります。ディーリアスの「夏の歌」を聴いたとき、これは今の気分だなあと思いました。まぶしくて活気に満ちた夏をいとおしむような気分。

草花が風に揺れる様子も、潮の満ち引きも、空をゆくカモメも、そして抜けるような青空も、どれもが交わることなく時とともにゆるやかに流れていく。悠然と風を切って進むわけでなく、ゆったりとして自然とともにあり、その高みから見下ろす自分。ディーリアスのこの音楽の懐かしさ、もしかしたら心象風景として感じるものが日本人に近いのかもしれないと、そんな気がしました。

若い頃に自由奔放に生きてきた結果なのか、視力と四肢の自由を失ったディーリアスが感じたこの風景を、サー・ジョン・バルビローリ指揮、ロンドン交響楽団で聴いています。あたたかく、優しさに満ちたバルビローリならではの音楽です。年を重ねたらどんな風に聞こえてくるのか楽しみな作品です。
posted by stonez | 2007.07.31 23:52 | Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽 - 管弦楽曲
この記事へのコメント
こんにちは。毎日暑いですね、そしてプロジェクト完了、お疲れさまです。
ディーリアスの感じた風景、そうですね、日本人にもよく理解できる風景なのかもしれませんね。
誰もが思っている思い出の風景かも。
最愛のディーリアスの、最愛の曲のひとつであります。TBさせていただきました。
Posted by yokochan at 2007.08.02 11:05
yokochanさん、コメントとTBをどうもありがとうございます!
おかげさまで幾分人間らしい(笑)生活に戻ることができました。ディーリアスの音楽は何度か聴いていると不思議と体に馴染んでくるところがある気がします。久々の週末休み、ディーリアスを流してのんびりしたいなと思います。yokochanさんはディーリアスにもお詳しいですから、いろいろと参考にさせてくださいね。よろしくお願いします(^^
Posted by stonez at 2007.08.04 01:44
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ディーリアス 「夏の歌」 バルビローリ
Excerpt: 去る夏を惜しんで聴く音楽といえば、ディーリアスに限る。日差しは夏だが、空気は秋
Weblog: さまよえる歌人日記
Tracked: 2007-08-02 11:00