映画「魔笛」を見てきました

久しぶりに映画館に行ってきました。ケネス・ブラナー監督&脚本による映画「魔笛」を大画面とダイナミック・サウンドで楽しみました。

もちろん「魔笛」といえば、シカネーダーが台本を書きモーツァルトが作曲したあの傑作オペラですが、舞台はおとぎの国から第1次世界大戦時のヨーロッパに置き換えられリアリティのある設定に。このあたりはロッシーニが童話シンデレラをオペラ化するにあたって当時の時代背景に合った舞台設定に変更したのとちょっと似ています。

歌やセリフはストーリーに合わせて多少アレンジされた英語ですが、全編に渡ってオペラの音楽が流れていることで、そこはやはりオペラ「魔笛」の世界。役者さんたちは現役のオペラ歌手が中心で当然ながら見事な歌声でしたし、映画ならではの迫力の音響やスピーディで自在なカメラワーク・場面展開は、めまぐるしく場面が変わるこのオペラにぴったり。

切迫した開戦の場面で軍楽隊が行進しながら序曲を弾いたり、夜の女王が戦車の上に乗って出てきたり、パパゲーノもそうですが笑いのポイントもしっかりあって。夜の女王の口元アップは微妙ですが(笑)。ザラストロが喝采を浴びながら登場する場面、それから一番最後の場面はオペラにはないちょっとした演出など、見ていてジーンときました。エンディングロールで再び流れた序曲がすごく感動的でした。(演奏はジェイムズ・ コンロン指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団)

そういえば、歌の途中で「愛」が「平和」に置き換わってしまって、おや?と感じたところがありましたが、もともと原作には荒唐無稽なところがあるわけで、気にし始めたらキリがないことも確かですね。

とにかくオペラ「魔笛」の入り口としても、それを映画料金で気軽に楽しめるところもいいですね。
posted by stonez | 2007.08.04 15:52 | Comment(8) | TrackBack(1) | いろいろ
この記事へのコメント
映画「魔笛」を、もうごらんになったのですね!うらやましい。当地では9月1日(土)から公開予定とのことでした。
もう30年近く前になりますが、銀座のヤマハホールでベルイマン監督の「魔笛」を見ました。それ以来の映画化、楽しみです。
Posted by narkejp at 2007.08.04 18:34
narkejpさん、さっそくのコメントありがとうございます!
演出などに多少「?」というところがあっても十分に楽しかったですし、映画館で見る価値があると思いました。やっぱりモーツァルトの音楽という魔力は凄いですね。将来的にこの映画のDVDも欲しいくらいです。ところで、ベルイマン監督の「魔笛」、初めて知りました。今度TSUTAYAで探してみようと思います。ありがとうございます(^^
Posted by stonez at 2007.08.04 22:44
こんばんは。
この魔笛、興味あったんです。
面白そうですね。
結婚式のときに、媒酌人から「新郎の無人島へ持って行く1組は、魔笛だそうです・・・」と紹介してもらったほど思い入れのあるオペラなので、是非見てみたいと思います。
Posted by romani at 2007.08.05 18:38
romaniさん、どうもありがとうございます!
それほどまでに思い入れがおありなのですね。私もすっかりハマッてしまい、息子の面倒を見つつ妻にも見に行ってもらいました(笑)。もちろん映画の出来も素晴らしかったですが、魔笛の素晴らしさを再認識しますね。通勤中の今はiPodで聴いてます。パパゲーノとモノスタトスがバッタリ出会ってしまったところです(笑)。ありがとうございます。
Posted by stonez@携帯 at 2007.08.06 09:08
「魔笛」の映画があるのは知らなかったです。大阪で公開されれば見に行きます。
Posted by よし at 2007.08.06 12:46
よしさん、コメントありがとうございます!
上映している映画館が限られていて、確かにそれほど知られていないようですね。大阪ではOS名画座で8月17日まで上映とのことです(^^
映画「魔笛」公式ページ→ http://mateki.jp/
Posted by stonez at 2007.08.06 23:47
観ました!よかった!あの歌詞の中から、戦場のモーツァルトを再創造したのですね。鳥刺しパパゲーノが毒ガス検知のカナリア係とか、夜の女王が黒ずくめのレザー衣装でタンクで登場とか、思わず「そうきたか!」とうなってしまいました。
Posted by narkejp at 2007.09.16 06:11
narkejpさん、ご覧になりましたか!、こちらにまでコメントとTBをどうもありがとうございます。嬉しく思います(^^
まったく、巧みなストーリー展開に映画のメリットをフルに生かした演出、面白い作品に仕上がっていますよね。私は恐らくDVDが出たら借りてきてまた見るのではないかと思います。。
あの女王の登場のし方とカメラアングルは忘れられません(笑)
Posted by stonez at 2007.09.18 01:13
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Tracked: 2007-09-16 06:11