グリーグ/チェロ・ソナタ

ちょっと薄暗い天気のせいもあるでしょう。日に日に涼しく、過ごしやすさを感じるようになってきました。写真は東京・晴海通りの勝鬨橋にて。屋形船も見えます。月末に客先へ報告に行くときは、少しのんびり外の空気を吸うのが楽しみです。B面は初めて浴衣を着たときの息子です。

今日はグリーグ作曲、チェロ・ソナタ イ短調 Op.36。チェロはフィンランド・チェロ界の重鎮エルッキ・ラウティオ、そして舘野泉さんのピアノです。

どちらかといえば小規模な編成による抒情豊かな作品を多く残したグリーグ。このチェロ・ソナタもそうした中の1曲ですが、編成からは想像もできないほどスケールが大きくてシンフォニックです。情熱がほとばしるようなラウティオ氏のチェロと、舘野さんの繊細で透明感のあるピアノとが絶妙です。


第1楽章、北国の厳しい自然と、グリーグの情熱とが交錯するようなダイナミックな響きが印象的。第2楽章、密やかに奏でられるピアノと情感のあるチェロ。奥行きを感じる本当に美しい調べです。第3楽章は舞曲風の旋律が小気味よく、徐々に興奮を増していき幕を閉じます。

舘野さんは、先日テレビを通じて拝見することができましたが、脳溢血で倒れ右半身がマヒしてから左手のピアニストとして再出発していくまでに大変な苦悩があったことを知りました。このCDに収められているグリーグの3つのソナタはもう聴くことができないかもしれませんが、いつか彼のために生まれた左手のための作品を聴いてみたいものです。
posted by stonez | 2007.09.02 02:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 - 室内楽曲
この記事へのコメント
こんにちは
ナクソスミュージックで音楽を聴く時は好きな演奏家とかどなたのかのエントリー曲を参考にしています。グリーグの室内楽は全集を買おうと思ったくらいなのでこの曲も参考にさせていただきます。
坊ちゃん元気になったようですね。浴衣が良く似合います。うちの(大きな)息子は東京(多摩川の辺)で落ち着いたようです。
Posted by よし at 2007.09.05 08:19
よしさん、コメントありがとうございます!
多摩川の近くとのこと、我が家とも比較的近いと思います。多摩川の花火大会などが楽しめるかもしれませんね。
ところで、参考にして頂くなんて恐縮です。。(笑) そういえば、ナクソスには解説書がなかったんでしたね。グリーグの室内楽は最近までまったく聴いた事がなく未知の世界でしたが、聴くほどに彼ならではの繊細な美しさを再確認している感じです。私も全集が欲しくなってきました(^^ゞ
Posted by stonez at 2007.09.06 01:19
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