ハイドン/交響曲 第92番「オックスフォード」

このところ外出する時はEOS 20Dを持ち歩いていることが多いですが、先日は出勤途中のルートを外れて東京の等々力渓谷に寄ってきました。ここは都内唯一の渓谷だそうで、閑静な住宅街に突如現れる異空間。うす暗く鬱蒼とした中に差し込む木漏れ日が印象的です。
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さてさて、聴いている音楽です。ハイドン作曲、交響曲第92番 ト長調 Hob.I-92「オックスフォード」。オットー・クレンペラー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団。1964年の録音。

愛称の通り、ハイドンがオックスフォード大学の音楽博士号を授与された際のお礼の演奏会で演奏したというこの作品。でも、それに合わせて作曲されたわけでなく既にあったものをチョイスしただけだそうで。でも肩がこらなくて、聴いていて楽しい音楽というところはハイドンらしいですね。

金管も晴れやかな第1楽章の祝典的な雰囲気、そしてハイドンには珍しい「ため息」交じりの美しい第2楽章、舞踏会のような第3楽章は自信たっぷりなところがちょっと面白く、最後の第4楽章はドタバタ喜劇みたいにコミカルで元気いっぱいに。格式ばっていたかもしれない当時の演奏会でこれをやるあたり、やっぱりハイドンはユーモアに富んだ人だったんだろうなと想像します。

ここしばらく、古典派の音楽は古楽器または古楽器奏法を取り入れた系列の録音で聴くことが多かったのですが、伸びやかで盛大なクレンペラーの演奏、やっぱりこちらも素晴らしいですね。新鮮に感じています。
posted by stonez | 2007.11.19 01:29 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 - 交響曲
この記事へのコメント
いい写真が撮れましたね。
はるか奥に見える赤い鳥居とか美しい木漏れ日は見ごとです。余計なことですが高級カメラなので必ずストラップを首ににかけてくださいよ。私1度不注意で大事なカメラを川の中に落としたことがあるんです。以後絶対に首からぶら下げることにしています。クレンペラーのハイドンって格調高い演奏でしょうね。
Posted by よし at 2007.11.19 20:38
stonezさん、こんばんは。
ハイドン交響曲第92番「オックスフォード」ですか。私はベーム/ウィーン・フィル盤を聴いています。
この92番辺りから、ハイドンの交響曲は、形式美ある交響曲として、益々洗練されて来たようですね。

第1楽章、活き活きと奏でるヴァイオリンが印象に残ります。
第2楽章、美しい旋律の中に、悲愴味も漂う奥行きの深さを感じます。
第3楽章、牧歌的の感ある中に、歯切れよい逞しさのようなものを感じ取れます。
第4楽章、元気溌剌な旋律です。その中に軽快さも垣間見れるようです。

と、聴いた感想メモは残っているのですが、私は未だレビューしていませんでした。
そういえば、この交響曲は、長らく聴いていません。stonezさんのレビューを拝読したのを機に、近く聴いてみたいと思います。
Posted by アスカパパ at 2007.11.19 21:53
よしさん、コメントありがとうございます!
実は奥に見える赤は橋なんです(^^ゞ確かに鳥居にも見えますね。ストラップの件、貴重なアドバイスをありがとうございます。確かに鞄から出してすぐ撮ろう、なんてときについストラップをぶら下げたままということがありますが、恐いですね。まずは首にかけてしまおうと思います。
クレンペラーですが、多少古さを感じる録音状態ですが確かに格調高いですね(^^
Posted by stonez at 2007.11.20 07:36
アスカパパさん、コメントありがとうございます!
レビューいつも参考になります。拝見していて思い出しましたが、それまでの交響曲から飛躍したということで、この交響曲はハイドンの「エロイカ」なんて呼ぶ人もいるそうですね。私はまだこのあたりの交響曲は未聴のものが多いので、まずはひと通り聴いてみたいところです(^^ゞ
この「オックスフォード」、私は特にハイドンらしからぬ(笑)悲愴感の第2楽章に惹かれましたが、どの楽章もちょっとタイプの違った面白さがありますね。アスカパパさんのレビューを、楽しみにしております!
Posted by stonez at 2007.11.20 07:51
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