ベートーヴェン/交響曲 第3番「英雄」

Moka Sta.最近、息子のやんちゃぶりには更に磨きがかかり、本当に手を焼くようになってきました。物を投げるわ、人の顔は叩くわ。でも叱り方の度が過ぎてもいけませんし、躾というのは難しいですね。ついでに自分の行いも見直さないと(笑)

写真は駅シリーズ、SLの形をした真岡鐵道・真岡駅(栃木)です。前向きエネルギーの塊、SL。今の息子です(笑)

前回はカラヤンでしたが、今回は生誕100周年を迎えたもう1人の巨匠、朝比奈さんの演奏に触れてみようと思います。ベートーヴェン作曲、交響曲第3番 ホ長調 op.55「英雄」を、朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団で。

それまでの常識を超える壮大な規模と構想で描かれたことから、古典派からロマン派への音楽史上の転換点とされる交響曲ですが、そこにはベートーヴェンが耳を病んだことによる絶望から立ち直り、創作意欲がみなぎっていたことを想像させる強いエネルギーがあります。豪快でスケールの大きな第1楽章、型破りな葬送行進曲の第2楽章、力強いスケルツォの第3楽章、響きが豊かで充実した第4楽章。

朝比奈さんの演奏は、終始遅めのテンポを保ちながら重厚に響かせいきますが、これだけ長大であるにもかかわらず絶えず緊張感を保っているところも印象的で、それはまさに前向きエネルギーのSLのようですね。それがこの交響曲に抱く私のイメージでもあります。悠然とした姿勢を貫くシンフォニア・エロイカです。

生まれは同じ年のカラヤンと朝比奈隆。でもスタイルや持ち味は全く違っているところが面白いですね。
posted by stonez | 2008.01.12 03:31 | Comment(4) | TrackBack(1) | 音楽 - 交響曲
この記事へのコメント
エロイカには特別の思い入れがありますし、(TBさせていただきました)朝比奈さんと、大阪フィルも私の地元に近いので、親しみがひとしおです。
朝比奈さんは、ブルックナーも名演が多いですね。

TB文では11年前となっていると思いますが、現在からは14年前の出来事となりました。
指揮者、演奏は不明ですが、あの時、病床で聴いたエロイカは忘れられません。
Posted by アスカパパ at 2008.01.14 15:29
アスカパパさん、コメント&TBをありがとうございました。
拝見していて、病床にあってアスカパパさんが勇気づけられたエロイカの思い出がよく伝わってきました。今から14年前ということは胃ガンで手術された頃ですよね。私の場合は幸いに深刻ではありませんでしたが、ただ、病院で聴いた音楽の記憶というのは今でもその音楽に対するイメージの大きなウェイトを占めている気がします。

朝比奈さんと大阪フィルの演奏、残念ながら私は生で触れることができませんでしたが、比較的CDで楽しめる点は良かったと思います。今ではあまり聞くことができない重厚なベートーヴェンやブルックナーに少しずつ触れてみたいですね(^^
Posted by stonez at 2008.01.15 00:32
こんにちは。初めて書き込みさせていただきます。
僕は「英雄」が大好きです。そして20年以上前に朝比奈隆/大フィルが大阪シンフォニーホールでのベートーヴェン交響曲全曲演奏をしたのを聞きました。
恰幅のある、スケールの大きな演奏だったと思います。
Posted by よんちゃん at 2008.01.15 09:12
よんちゃんさん、はじめまして、ご来訪ありがとうございます!
やはり録音と違い、実演はさらに迫力のある演奏だったのでしょうね。うらやましい限りです。当時もっと熱心に聴いていたらと今更ながら思います。朝比奈さんのベト7など面白そうですね。
Posted by stonez at 2008.01.16 09:10
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ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
Excerpt: 病床に伏していた11年前の秋、偶然、ラジオからこの曲が聞こえてきた。ナポレオンに捧げようとしたのに、彼が皇帝になったのを怒ったベートーヴェンが、「エロイカ(英雄)はナポレオン一個人に終わらない」とした..
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Tracked: 2008-01-14 15:17