だいたい私たちがよく目にする、音を出す歯の数が18本の小さなオルゴールは主旋律を単音でのみ聴くという感じですが、歯が72本あるオルゴールを共鳴箱(一見普通の木の箱)に置いて鳴らすと、ピアノのような豊かな音色になります。低音域を豊かに響かせるという、木の持つ魔力にも感動したのでした。
さて今日は、シューマン作曲「マンフレッド」序曲 op.115です。演奏はベルナルト・ハイティンク指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団です。この序曲は、バイロン劇詩の代表作「マンフレッド」のための劇音楽のためのものですが、純粋器楽+ソナタ形式ということで単体で演奏される機会も多いようです。
この音楽に興味を持ったのは何といっても、22歳のブラームスを感激させて交響曲を作曲する気にさせたというエピソードです。ちなみにブラームスがその交響曲第1番を完成させたのは、なんと21年後の43歳!ライフワークという印象を受けないでもありません。
ブラームスがインスピレーションを受けるだけあって、オーケストラのスケールの大きい響きがまず印象に残ります。タッチが劇画調です。苦悩、絶望、激動、そして死に対する憧れのようなもの。それが、感情を揺さぶってくるように押し寄せるのです。
ハイティンク盤の、聴き手を気持ちよくさせる程よい重量感、軽快なテンポ感というのが私は好きです。このアルバムに収録されているシューマンの交響曲もそうですし、私が楽しんだこれらの演奏には、そういった魅力があるように思います。
これを聴いたらブラ1でも聴こうかと(^^ゞ
元町のオルゴール点はスイスの有名メーカーの総代理店ですよね、何度か行ったことがあります。あそこの若旦那はちょっと私は苦手です(笑)。
もちろんオルゴールは美しい音色で感銘しましたけど。
私も同じ全集を持っていますが、<春>が一番ハイティンクの特徴が活きているかな、と思います。
おっしゃる通りの感想をもちました。クーベリック盤もぜひ聴いてみたいですね。他に、ハイティンク盤で私が好きなのがチャイコフスキーの悲愴です。これがまさに素晴らしいアンサンブル!テンポは心地よいアップテンポでお気に入りの一枚です。
ところで、元町のオルゴール店ご存知なんですね!確かに、スイスものに特化してこだわっているとのことでした。それにしてもあの若旦那さんは私も苦手です(笑)とある有名(らしい)なオルゴールをテレビなどで見たことない人、というので挙手したところ「お宅、テレビありますか〜」と冗談でからかわれてしまいました(^^;
この音楽は、演奏される側には過酷なんですか。劇画タッチのオーケストラを想像してしまいました(笑)となるとこの音楽も生演奏で楽しんでみたいですね。鬼気迫る演奏!という感じになるんでしょうか。
ハイティンク盤のシューマンの春はまだ聴いていないので、楽しみですね。チェックしてみたいと思います、ありがとうございます!
でも聴く側(私も今はこっち側)にとってはどれも良い曲ばかりですよね。
シューマンは管楽器に厳しい時期?があったんですね。何か、管楽器奏者に嫌な思いでとかあったんでしょうか(笑)私のように、それを知らずに楽しんでいたので驚きです。もっと耳を凝らして、各楽器の音色を聴いてみたいですね。それにしても、こういうお話が聞けるのは楽しいですね、ありがとうございます(^^
話は変わって・・・・、家を新築されるとのこと。 楽しみですね〜。 家は建てるまでが一番楽しい・・・・というのもある種の真実だとは思いますが、生活している中で「あれ? あそこをどうしよう?」とか「う〜ん、案外ここを直した方がいいかも?」と、手を入れていく楽しみ(しかもできるだけコストをかけず!)というのもあると思います。 素敵な住空間を手に入れられるよう、遠巻きながら応援させていただきます♪
おかげさまで、新築の計画はなんとか進んでいますが、おっしゃる通り今が一番楽しい時期なのかもしれませんね。ただ、あれこれオプションが増えていって金額が跳ね上がってしまう恐怖と闘っています(笑)。ローンのことを考えると頭が痛いですね。
TBいただいたエントリー、さっそく拝見させて頂きます!