さてさて、このところ聴いていた音楽はサン=サーンスです。交響曲第1番 変ホ長調 op.2。演奏は、ジョルジュ・プレートル指揮、ウィーン交響楽団。かっちりと構築された交響曲にもかかわらず、しなやかで後味がよく、慌ただしくて少々もたれ気味な近ごろの頭と体に心地よいです。
第1楽章での堂々たる表情と躍動感。第2楽章のドラクエに出てくる活気に満ちた城下町のテーマのような楽しさ。そしてのどかな夕べを満喫するかのごとき第3楽章に、みるみる元気がみなぎってくる第4楽章と、それぞれが個性を発揮していながらも、全体として爽やかにまとめあげられているところがいいですね。
基本的には一定したテンポで手堅くリードしていく名匠プレートルですが、クライマックスにさしかかるときの盛り上がりはさすがですね。爽快な演奏でした。
この曲の第2楽章のひなびた雰囲気が好きです。
とてもスケルツォとは思えない曲想ですが、
美しいメロディですね。
コメントどうもありがとうございました!
本当ですね。この第2楽章は、
他ではちょっと聞けないようなスケルツォだと思いました。
流れるような自然な雰囲気がとても心地良いですね。