起床時間に目が覚めた。この良い流れのまま目の検査へ。経過良好ということでガーゼなしで直接眼帯を装着することに(写真)。これでガーゼでまつ毛がこすれてモーレツにかゆくなる心配もなし。今日は主治医先生も忙しい合間をぬって見てくださる。そして、待ちに待ったあのお言葉!「夕方に教授に見てもらった上で、明日退院でいいでしょう」。おお、ついにこの時が(泣)。朝8時過ぎという、一般的には早い時間に妻と実家に電話で報告。とても喜んでくれた。
入院した日以来、久々の入浴(シャワー)。当然一皮、いや二皮三皮むける感じですっきり致しました。身体が軽くなりました。普通の生活のありがたみを身をもって味わったのでした。看護師さんには「顔、白いですねぇ〜」と言われたけど「ええ、美白にこだわってます」というつまらない冗談も言う気になれない。
食欲の方はもう完全回復。ようやくいつも通りに戻れた感じ。ただ、ここにきて目薬が命中しないときがあるのが気になる。もったいない。やっぱセンスが感じられない。そうこうして夕方の教授先生の診察。どっかり腰を下ろす教授先生を取り囲むように若い先生たちが緊張気味に整列している。そして、「うーん明日退院してもいいけど、だったら盤石の状態にしてあげた方がいい、それじゃ私がレーザー治療してあげよう」ということに。うわ来た、またレーザーだ・・・(-_-;)
もう麻酔の目薬を10回は差されただろう、という頃に教授先生のレーザー治療の時間になった。あの痛みを想像してブルーになる。研修医の面々が整列している。緊張してきた。そして専用レンズが右目にはめられて治療開始。ピー、ピーという音とともに鈍いあの痛み。あの二日酔いがやってきた。終わったらホッとしたけど、これが最後のレーザーであって欲しい。盤石の状態であって欲しい。
そして入院生活最後の夜、レーザー治療の痛みがジンジンするのと、ワクワクするのとで眠れない。ただ家に帰るだけなのに、遠足を控えた子供のようだ。結局病院では満足に寝られたということがほとんどなかった。なじめなかったのかなぁ。家に帰ったらしばらく寝続けることだろう。
○愛聴盤○
♪モーツァルト/ピアノ協奏曲第26番、第27番 大事にとっておいた音楽を、大事に楽しむ。この時を待っていた。
♪ドヴォルザーク/交響曲第7番 シブいけど、耳に優しい音楽だなぁ。やっぱり親しみやすい。
♪マーラー/交響曲第2番「復活」 文字通り。ようやくこの時を迎えることができた。
自分が過ごしてきたこの半月そのものかもしれないと思った。
posted by stonez | 2006.02.13 00:00
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網膜剥離の治療日記