高崎駅の新幹線ホーム側の駅舎。そんなに古くなかった気がしたけど、とにかく来てみたら外観が新しくなっていた。ちょっとコンパクトになった印象。対して、エキナカ的なショッピング施設が充実してきて、ターミナルっぽくなってきた感じ。
高崎駅にて
高崎駅の新幹線ホーム側の駅舎。そんなに古くなかった気がしたけど、とにかく来てみたら外観が新しくなっていた。ちょっとコンパクトになった印象。対して、エキナカ的なショッピング施設が充実してきて、ターミナルっぽくなってきた感じ。
東京駅・丸の内駅舎
思えば4年前、2009年1月に神奈川から群馬に引越した時の唯一の心残りが、復元工事中で囲いに覆われた東京駅丸の内駅舎をカメラに収められなかったことだった。そんなわけで、神戸から群馬への帰り道。なんとか東京駅での1時間の乗り換え時間確保に成功した。
次男坊のおんぶは妻に頼みつつ、スーツケースを転がしながら改札を出て、まずは皇室専用乗降口である中央玄関に出る。日の丸がはためく赤レンガ駅舎を前にして、竣工当時の姿に復元された往時の駅舎にしばし見入る。夕陽を浴び、堂々とそびえ立つその存在感はさすがに中央停車場にふさわしいものだと感じた。妻も長男坊もそれぞれに見入っている様子。さあ時間はない、次に急ごう。
次は南ドーム部へ向かう。復元以前の八角屋根がまだ記憶に新しいところだが、細部にわたるまで丁寧に仕上げられたドームや装飾を見ると、やはりこれが相応しい姿なんだろうと納得する。ドームの天井部分に使われているという石巻の天然スレートもしっかりと目に焼き付ける。
さて、南ドーム内部、一般の乗降口へ入る。例により、まずは真下からドーム部分を見上げて1枚撮ったあと色々な角度から撮ってみる。それにしても、モノクロ写真をもとにここまで復元したそうだが、よく見ると本当に凝った意匠なのがよくわかる。十二支のレリーフや、様々な意味合いが込められたという彫刻などを見るにつけ、気の遠くなるような工程を経て完成されただろう復元作業に思いを馳せる。
と、今回はここまでで時間切れ。後ろ髪を引かれる思いで再び改札に戻り、JR東日本の新幹線ホームを目指す。在来線ホームより一段高いホームから都心のビル群を眺めつつ、新幹線を入れて1枚。今度はゆっくり時間を取って、ステーションギャラリーやステーションホテル、丸ビル・新丸ビルなどからの夜の東京駅もぜひ見てみたい。
神戸市中心部の駅舎巡り
神戸で訪ねることのできた駅舎について、このあたりで振り返っておきたい。まずは、何とか言い訳をつけて立ち寄りたかったのが、JR神戸駅。スクラッチレンガタイルでつくられ、震災にも堪えたという駅舎。重厚で風格があり、街のシンボルにふさわしい佇まいだ。ちなみに、この駅は神戸市の主要駅で、東海道本線と山陽本線の分岐点となっているが、優等列車は事実上の中心地である三ノ宮駅に停車する。
そして、その神戸最大のターミナル駅、三ノ宮駅。「三ノ宮」と称しているのはJRのみで、阪急、阪神、神戸市営地下鉄、新交通ポートライナーは「三宮」となっている。乗り入れている鉄道各社で顔(駅舎)が異なる。上の写真はターミナルホテルをバックに、JR三ノ宮駅の駅舎。
JRの三ノ宮駅をくぐるとすぐに見える、阪神電車の三宮駅。阪神のターミナルは地下に広がっている。三宮駅を地図で見ると、立地の制約なのか歴史的な経緯からなのか鉄道各社が少しずつ離れて隣接しているので、例えば阪神電車から神戸市営地下鉄への乗り換えなど時間がかかって大変そう。
次は、幸運にも偶然通りかかって感動した駅、神戸市営地下鉄海岸線のみなと元町駅。あの東京駅丸の内駅舎を設計した辰野金吾の設計で、明治41年に建てられた旧第一銀行神戸支店が、その後大林組の社屋として使われ、先の震災で外壁を残し全壊してしまったところに誕生した駅とのこと。辰野らしい赤レンガと御影石の調和した美しい外観だ。
確かに駅の裏手に回ってみると、この外壁を支えるためだけの鉄骨がむき出しになっていて痛々しい。歴史的名建築と震災の記憶をとどめておく意味でも、これからもずっと残り続けてほしいと思う。
最後に神戸の新幹線の玄関口、新神戸駅。六甲連山を背景に悠然と構える、ちょっと昭和レトロの雰囲気が漂う駅舎。現在は東海道・山陽・九州新幹線の全種別の列車が停車するが、駅の両側をトンネルで挟まれている地形の制約もあり、新幹線駅の規模・設備としては決して大きくない。でも駅舎内はレストランやお店などが充実している印象。帰りにここで淡路屋の駅弁「ひっぱりだこ飯」を買ったが、美味かったので下に写真を1枚(笑)。なお市内中心部の三宮へは神戸市営地下鉄で1駅。
JR日光線・鶴田駅
JRのローカル線から味のある駅舎が消えつつあって寂しく思っていたが、意外や意外、帰省先の宇都宮で見つけた。日光線の鶴田駅。こぢんまりとして懐かしい佇まい、うすピンクとカーキ色のコンビネーションは古くささを感じさせない。日光線は電車もレトロ調にデザインが変えられていて、実に魅力的なローカル線の風情を漂わせている。
ただ撮っていて思ったが、小さな建物をGRで大写しにしようとすると遠近感が強調されすぎてしまっていまいち・・・。いまいちと言えば、今市駅もこの沿線だったはず。こんどはEOSを担いで日光線駅舎巡りでもしようか。他には東武宇都宮線の南宇都宮駅も小さいながら存在感のある駅舎だった。ここももう一度撮りに来よう。
湯檜曽駅
平日はなかなか写真を撮ることが少なく、その分とにかく仕事に没頭する日々がつづく。そんなわけで、写真は昨日に引き続き駅の写真でも。
土合駅の一駅となりの湯檜曽(ゆびそ)駅は、こちらも土合駅ほど遠く離れてないものの、同じく下りホームだけトンネルの中にある無人駅で、駅舎も土合駅のように山間に静かに佇む山小屋風、と思っていたらここは駅舎が建て替えられてしまっていた。人がいない無機質なこの駅に合っていなくもないデザインだが、古い駅舎も見てみたかった。
日本一のモグラ駅
群馬と新潟の県境にそびえる谷川岳。その群馬県側のふもとにある、JR上越線 土合(どあい)駅は「日本一のモグラ駅」として知られている。あいにくの雨の休日となったが、どうしても行きたくなったので家族で出かけてきた。
まず改札を抜けて右手に進むとすぐに、水上(上り)方面のホームに出る。山がすぐそこまで迫ってくる。雨足が強くなってきたのでいそいそと戻る。
次に反対側の、長岡(下り)方面のホームに向かう。まずは緑に囲まれた、100メートルを超える回廊を進む。これだけでも十分長いけどまだまだこれから。
回廊が終わると今度は、先が見えないほど深い深い下りの階段。日中とはいえ、外は大雨で中はこの薄気味悪い階段ということで、妻は帰りたがるが(笑)、反対に息子は元気いっぱいに降りていく。
そして地下70メートルのところにある下りホームに到着。がんばって降りてきた割には案外普通の地下ホーム(笑)。せっかくだから、1日5本くらいしかこない電車の到着時刻を調べてくれば良かったかも。
さて、では帰り道。千里の道も一歩からということで、1段1段上っていく。5段上っては踊り場があり、また5段上って踊り場に出るという感じで延々と進む。珍しく息子は音を上げずに黙々と上ってくれた。抱っこにならなくて良かった(笑)
そして462段上ってようやく地上に出る。さすが日本一のモグラ駅。とはいっても、これからまたしばらく回廊を進むことになる。改札に着いたら、なんだか達成感に包まれて妻も息子も喜んでくれた。今度はぜひ電車に乗ってこの区間を通ってみたいものだ。
まず改札を抜けて右手に進むとすぐに、水上(上り)方面のホームに出る。山がすぐそこまで迫ってくる。雨足が強くなってきたのでいそいそと戻る。
次に反対側の、長岡(下り)方面のホームに向かう。まずは緑に囲まれた、100メートルを超える回廊を進む。これだけでも十分長いけどまだまだこれから。
回廊が終わると今度は、先が見えないほど深い深い下りの階段。日中とはいえ、外は大雨で中はこの薄気味悪い階段ということで、妻は帰りたがるが(笑)、反対に息子は元気いっぱいに降りていく。
そして地下70メートルのところにある下りホームに到着。がんばって降りてきた割には案外普通の地下ホーム(笑)。せっかくだから、1日5本くらいしかこない電車の到着時刻を調べてくれば良かったかも。
さて、では帰り道。千里の道も一歩からということで、1段1段上っていく。5段上っては踊り場があり、また5段上って踊り場に出るという感じで延々と進む。珍しく息子は音を上げずに黙々と上ってくれた。抱っこにならなくて良かった(笑)
そして462段上ってようやく地上に出る。さすが日本一のモグラ駅。とはいっても、これからまたしばらく回廊を進むことになる。改札に着いたら、なんだか達成感に包まれて妻も息子も喜んでくれた。今度はぜひ電車に乗ってこの区間を通ってみたいものだ。
吾妻線 沿線巡り
穏やかな気候の休日。ちょっと離れたショッピングモールを目指すのもいいけど、近いのに日頃行かないようなところを目指すのもたまにはいいんじゃないかと思い、JR吾妻(あがつま)線の沿線と駅舎巡りに出かけた。記憶では確か程よく枯れた木造駅舎が残っているはず。八ッ場ダム予定地も近い。右の写真は祖母島(うばしま)駅
ところが、いくつか駅舎を見てすぐに「時すでに遅し」を実感することになった。少なくとも群馬県内のJRローカル線の駅舎はコンパクトで機能的なものに建て替えられてしまいつつあるようだ。やっぱり老朽化していく木造駅舎の維持は大変だということだろう。仕方ないとは分かっていても、新築の駅舎を見るにつけあと少し早く来れば良かったと後悔。左の写真は群馬原町(ぐんまはらまち)駅。
そんなわけで味わい深い駅舎は撮れなかったが、その代わり家の近くにはないタイプの100円ショップを見つけて妻は満足。息子は踏切と通り過ぎる電車をみて興奮していたので、まあ連れて来て良かった。
ついでに足を伸ばして道の駅にも立ち寄ってみたが、夕暮れ時がいけなかったのか人っ子1人いなくてびっくり(笑)。そういう商売っ気があまりなく観光もあと一歩というところが、つくづく都道府県ブランド力ランキングで低迷している群馬らしいと思いながらも、家族で遊具を借り切った状態で十分堪能できたのはとても良かった。
ところが、いくつか駅舎を見てすぐに「時すでに遅し」を実感することになった。少なくとも群馬県内のJRローカル線の駅舎はコンパクトで機能的なものに建て替えられてしまいつつあるようだ。やっぱり老朽化していく木造駅舎の維持は大変だということだろう。仕方ないとは分かっていても、新築の駅舎を見るにつけあと少し早く来れば良かったと後悔。左の写真は群馬原町(ぐんまはらまち)駅。
そんなわけで味わい深い駅舎は撮れなかったが、その代わり家の近くにはないタイプの100円ショップを見つけて妻は満足。息子は踏切と通り過ぎる電車をみて興奮していたので、まあ連れて来て良かった。
ついでに足を伸ばして道の駅にも立ち寄ってみたが、夕暮れ時がいけなかったのか人っ子1人いなくてびっくり(笑)。そういう商売っ気があまりなく観光もあと一歩というところが、つくづく都道府県ブランド力ランキングで低迷している群馬らしいと思いながらも、家族で遊具を借り切った状態で十分堪能できたのはとても良かった。
新前橋駅
帰り道、新前橋駅の前を通りかかった時、ふと何かを感じて車をUターンさせた。時折通り過ぎる電車を見ると、無性に懐かしいような寂しいような気分になった。高校を卒業して上京する時も、そして今も変わらずにそこにあることに有り難みすら感じる。
今日の祖父。看護師である友人が忙しい合間を縫って面倒を見てくれて、終始機嫌も良く私の名前を言って会いたがっていたとのこと。友人にはただただ感謝の言葉しかない。電話で話していても、プロフェッショナルだということがよく伝わってくる。家に帰ってから、転院について家族で話し合う。
生まれ変わる伊勢崎駅
GWが終わって自宅に帰ってくる道中で、伊勢崎駅(JR両毛線、東武伊勢崎線)に立ち寄りました。というのも、もうすぐ今の木造駅舎が取り壊されてしまうからです。下の写真のように、反対側には既に高架化された新しい駅舎ができつつあります。自分でも身をもって感じていますが、群馬は車社会なので、踏切が原因の渋滞を解消するという名目で線路が高架になり、それとともに趣のある木造駅舎が姿を消していくというのは寂しい限りです。会社が駅から近ければ、もっと鉄道も利用したいんですが・・。そうすれば終電までには帰れますし・・。